しぐれめも

何か作る過程をメモとして残したり、あと雑記

旅先のストリートミュージシャンにヒントを貰った気がする話

 通りの片隅で演奏するストリートミュージシャンに遭遇しました。

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  このおっちゃん、演奏もうまかったんですが、個人的に注目したのが後ろのスピーカーです。

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  キャリーになっていて演奏場所を選ばす、ちょっと準備するだけで演奏を開始できる持ち運び式スピーカーセットです。実際にいい音が鳴っていて、上にのっているミキサー類でいい感じにディレイ等もかけられていて、しかも無線のマイクで楽器の音を拾っているようでした。

  私も自作の電子楽器を展示会(NT京都とか)で展示したり、演奏してみたりしているので、こういったすぐにセットアップできる移動式のスピーカーセットみたいなのを作りたいなーと考えているのです。いつもイベント会場でケーブルあれこれつないで、コンセントつないでーとかやっているので、そういう手間をできるだけ減らしたいので、うまいことまねできないかなと脳内で構想してみたり。

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  (写真の写りは悪いですが)後ろから見るに、下にでかいバッテリーがあるのかな?で、使っているケーブルが家庭用コンセントのプラグに見えるのですが、もしかして交流電源を作っている・・・?うーむ。興味深いです。

 しばらくジロジロ見てて演奏も聞かせてもらったので、小銭をお布施して立ち去りました。

そうだ、MakerFaire台北、行った。反省会編

 台湾から帰っていました。ただいま。

 

 前回、台湾へ行く準備についての記事を書きましたが、忘れないうちに反省会を。

 

 

【持っていった方がよかったもの】

・観光ガイド本・・・準備するって書いておいたのに買わなかった(・ω・;)

・タオル・・・5月末の台湾は湿度が高くて汗がシュビドゥバ。

・デジカメの充電器・・・忘れた。そしてMakerFaire初日のうちに電池切れ

・歯ブラシ・・・安宿には置いてなかった。コンビニで買えるのでそれでも良いけど、家に歯ブラシが増える。。。アメニティはちゃんと調べるべきでした。

・マーカー的なペン・・・MakerFaireの名札に名前を書く為に。ちなみに、持っていったボールペンは飛行機の機内で入国カードを書くときに大活躍でした。

 

【持って行かない方がよかったもの】

Nintendo 3DS・・・日本人数人とすれ違っただけ。台湾ではそもそも売ってないのかも

・暇つぶしの本・・・結局読まなかった。なぜ飛行機で手元に置く方のカバンに入れてなかったのか

・電子辞書・・・まったく使わず

 

【ちょっと微妙だった】

・レンタルwifiルータ・・・入国後、電源入れたら最初から電池切れかけ。あと、関空の窓口が第一ターミナルで、Peachが第二ターミナルなので遠かった。次回があるなら現地でsimを調達してスマホをつなぐことに挑戦したいです。

 

 そして、本当に大切なのは余裕を持って空港に行くことでした。(何があったのかはこの記事では省略しますが...)

そうだ、MakerFaire台北、行こう。

 5月30日、31日のMakerFaireTaipeiに出展します!ニコニコ技術部ブースにいるので来てね☆

 

と、言うわけで。台湾に行くための備忘録です。異国の地のイベントに行くというのは、家を出て交通費数百円のNT京都に参加するのとはわけが違うのです。

 

【主な事前準備】

航空券・・・ピーチアビエーションを予約。関空⇔台湾桃園が往復3万円以下!

宿・・・会場もよりから2駅離れた、台北駅ちかくの宿を予約

査証(VISA)・・・(就労しない)短期滞在なので、事前申請不要の観光ビザでOK

海外旅行保険・・・前にもりようした損保ジャパン。なんか合併で社名変わってた。。

パスポート・・・もう持ってる。有効期限もOK

お金・・・ニュー台湾ドルを事前に替えて持っていく

関空までの行き方・・・というか家を出る時間の調査。うちから関空は結構遠い。

通信関係・・・simフリーのケータイを用意して現地でsimを買うか、海外Wifiルータレンタルを利用するか。今回は後者で予約済み。

 

【その他持ち物・機内持ち込み】

財布(クレジットカードを忘れない。現金より為替が有利なので積極的に使う。)

耳栓(飛行機で耳が痛くなるので)

デジカメ

パソコン(今回はタブレット

いつものケータイ

筆記用具

電子辞書

ゲーム機(すれ違い通信できるかな?)

雨具

観光ガイド本(あれば良い。まだ用意していない・・・。)

暇つぶしの本や音楽プレイヤー

MakerFaireでの展示作品(あの楽器mini)

↑を入れるカバン(ふつうのカバン)

 

【その他持ち物・預け入れ荷物】

滞在日数分の衣類

化粧品・日焼け止め

充電器・USBケーブル類

最低限の工具

常備薬(得にないけど、余裕があれば最低限の薬いるかな?)

MakerFaire展示用のACアダプタ+乾電池+スピーカー+予備部品

(電源タップ要るかな?)

↑を入れるカバン(キャリーバッグ)

 

・・・何か忘れてるものがあればご指摘頂ければ幸です。

 

8pinoを使う

8pinoでいろいろ試したので、おぼえがき。

 

■電源

 8pinoを自作回路に組み込むなら、電池駆動させるわけですが、8pinoにはぱっと見てVin的な端子はないわけです。でも裏を見てみると

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「VCC」「GND」「VUSB」の3つの電源端子が出ています。ここで、USBの5VにつながっているVUSBに定格の電源をつなぐと動きます(5Vをここに印加して動作確認済み)。電池とUSBを両方つないではいけないので気をつけましょう。

 

と、いうわけで、

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これをこうして

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こうじゃ!

 

 電源端子を9番目のpinとして外に出すとつかいやすい気がするのです。8pin+1で8pino+とでも呼んでみる?

 

■シリアル通信とか

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 8pinoはUSBでつないでもシリアル通信できないのですが、ソフトウェアシリアルは普通に使えるので、USBシリアル変換モジュールを用意すればデバッグに使えます。AD変換したセンサ値を知りたいときに便利。

 

 AD変換といえば、8pinoのGPIOのピン番号は違うっていうのにさっきハマりました。#2のポートだからanalogRead(2);ってすると間違い。#2はA1なのでanalogRead(1); Arduino Unoとかだと、そもそもIOピンとADCのピンが区別されているので間違えないのですが、ついうっかりしていました。

 

 

8pinoをWindows8.1に導入する

 8pinoっていう小さいTrinket互換のマイコンボードが発売されたので、とりあえず購入したものの、Windows用ドライバの導入に苦労したのでメモ。

 

Adafruit Trinketを使ってHID(キーボード)を作る - ばかおもちゃ製作所

Trinket - densikit.com and the arduino variants

 結果的に、この2つのページが役に立ちました。ので、このページはここの説明を補足する感じです。

 

 まず、AdafruitのページからDLできるドライバは、そのままinstaller_x64.exe(installer_x86.exe)を実行しても、黒いウィンドウが一瞬出てくるだけで無意味です。このプログラムはコマンドラインから実行できませんって表示がでてすぐ消えます。ドライバのDLが完了したら、まずは8pino(USBケーブル)をPCに接続します。(Windows8の場合はその前に設定を変更して、署名なしでもインストールできるようにする)

 

で、USB刺せども刺せども認識できませんでした。となることがある。

 

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 コントロールパネルのデバイスとプリンタに名前が出てこないときは何をやってもダメ。刺し直し!(ちなみに左のは私が使ってるワイヤレスマウス)

 

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 ちゃんと認識されると、Trinketの自動インストールが始まり、そして失敗する。そのあと確認すると名前が出てきている。これで初めてドライバのインストールができる。

 右クリックからプロパティでドライバの更新を実行し、ドライバの場所を指定(ダウンロードしたやつ)するか、デバイスマネージャーからTrinketを探して同じように手動でドライバを導入する。

 

 完。

 

 これで私は8pinoにスケッチを書き込めるようになりました。

 

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 ところで、8pinoがデバッグ用のシリアルを持っていないからだと思うけど、認識されていてもシリアルポートのところに出てこない。普通のArduinoとは仕組みが違うことを改めて実感(だから苦労している...)

  (言語設定がドイツ語なのはつっこみ不要)

Windows8.1とUbuntuのデュアルブート

 Windows8.1がプリインストールされているPC上にUbuntu 14.04 LTSのデュアルブート環境を構築しようとしたら上手くいかなくて四苦八苦したのでここにわかったことをまとめておきます。

 

 上手くいかない最大の要因は、Windows8.1の高速起動を実現するために「UEFI」という次世代のBIOS(?)が搭載されていることでした。(PCがUEFI環境かどうかは、デスクトップ左下のWindowsマークを右クリック⇒「ディスクの管理」を起動し、ディスクのどこかに「EFI領域」があれば、UEFI環境ということがわかります。)

 そして、UEFI上にインストールされたWindows8.1とデュアルブートできるのは、UEFIモードのUbuntuだけです。(参考:Ubuntu日本語フォーラムまたはUbuntu kledgeb

 さらに、理由がよくわかっていないのですが、Ubuntu日本語Remixのインストールディスクだと、UbuntuUEFIモードで起動しないらしいのです。(参考:UEFI 環境での Ubuntu 12.04 のインストール ※私はこのページをみつけて、書いてある通りに実行して無事デュアルブート環境を構築できました。)

 

 ディスクからUbuntuをブートした際に、最初に次の画面が表示されなければ、UEFIモードで起動していないようです。(この画面は環境依存で変化するかも)

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 基本的には、デュアルブート用のUbuntuをインストールする場合にはこのサイト(デュアルブート(UEFI Win8.1 + Ubuntu14.04))に書いてあることを順に実行すればOKでした。

 ただし、ブートローダーのインストール場所指定時に、このページの指示とは異なる場所(EFI領域)にインストールをしました。

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 ちなみに、インストールボタンを押した直後に下記のエラーが表示された場合、UbuntuのディスクがUEFIで起動していないようです。

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2値出力距離センサ(2013/08/04)

(これは旧Blog 2013/08/04の記事を移したものです)

 

 Switch Scienceで売っているPololu製 2値出力距離センサを試してみました。

 検出距離が5cmのもの(GP2Y0D805Z0F搭載)10cmのもの(GP2Y0D810Z0F搭載)があり、両方買ってみました。

 センサと対象物の距離が5cm/10cm 以上ならHigh、以内ならLowを出力するモジュールです。(ただし近すぎてもHighになる。)

 

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センサ側面の数字(S805 or S810)でどちらかを見分けることができるようです。

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このセンサは基板の裏にLEDが実装されているので電源を供給するだけでテストできて便利です。ところが、試しに(5cmの方を)使ってみると、障害物が 5cm離れたあたりにあるときはLowが出力される(LEDが光る)のですが、それよりも遠くても近くてもHigh(LED消灯)になり、明らかに挙動が 違う。

 で、色々調べた結果Pololu製品ページのFAQsにこんな記述がありました:

This sensor isn’t behaving as I expect: I’m getting intermittent detection much farther than the maximum range of the sensor and it’s not detecting objects within the advertised detection range. What’s wrong?
Issues like this can be the result of power supply problems, especially since this sensor draws power in short, large bursts, so make sure your power supply is capable of delivering the necessary current. If you experience this problem, try adding a 10 μF or so capacitor across the sensor’s power and ground near the sensor; this compensates for an inadequate power supply and typically restores normal functionality.

 要するに、センサが期待したように動作しないという問いに対して電源供給の問題ではないかと答えています。ここではコンデンサ挟めと言っていますが、実は私のばあいセンサに供給する電源をUSBからとってきてたんですね。で、過去にUSBから電源をとるとマイク入力にノイズがのる問題に直面した事があったので、もしやと思い電源を電池(eneloop)に変更。するとデータシート通りにセンサが出力を返すようになりました。

 と、言うわけでUSBからの供給電源はノイジーなのでセンサに供給するのはよくないよ。という話でした。