しぐれめも

何か作る過程をメモとして残したり、あと雑記

NT加賀に出展しました

2017年12月16日・17日に石川県加賀市のアビオシティ加賀で開催されたNT加賀に出展しました。(私が出展したのは16日のみ)

kaga-iotac.org

NT加賀って?

NT加賀は、物作りの愛好家たちが自分で作ったものを持ち寄って展示するイベントです。自作したものを販売している人や、ワークショップなどを開いている人もいます。加賀市では初開催でした。NTは加賀の他に京都や名古屋、金沢でも開催されています。ちなみに、「NT」は、イベントが開催されるきっかけになったニコニコ技術部Nico-TECH)の略称と言われて来ましたが、これからはNanika Tukuttemita(何か作ってみた)の略称ということになるらしいです(噂)。

会場はショッピングセンター

NT加賀は加賀市の後援を得て、駅前のショッピングセンターでの開催になりました。そのため「NTを見に来た人」というよりは、買い物に来た一般のお客さんが来場者さんの中心でした。買い物に来た人的には「何かわからんけど何かやってる」と言った感じだったかもしれません。

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展示場所は、中央の吹き抜け部分とその周辺の通路 および2階の吹き抜け付近の通路部分でした。複数箇所に分かれていましたが、吹き抜け部を中心に空間的にはみんな近いところにいました。

私の展示

私の展示物は、自作の電子楽器「あの楽器」でした。

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ランドセル売り場の向かい側の通路で展示していました。ちょうど背中側のテナントが閉店したのか、壁になっていました。

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光る楽器は、通りがかった子供たちに人気でした。子供の音楽教育とかにこういう楽器が良いのではという意見をくれた方もいましたが、どうなのかな?(その場では「そうですねー」と言ったものの。)

印象に残った展示

全体としては、吹き抜け部分のロボット展示とバルーンアートが人気だった印象です。私が1階の吹き抜け部付近にいたという理由もありますが・・・。

f:id:mashigure:20171224184906j:plainスティックを傾けると進むロボット(クリスマス仕様)。

 

f:id:mashigure:20171224185008j:plainロボットバンドのみなさん。

 

f:id:mashigure:20171224185045j:plain大道芸人うーさんのバルーンアート工房。すきなバルーンアートを作ってくれるだけに、親子連れが列を成していました。

上記に加えて、プラネタリウムなど何となく場所を取る展示が吹き抜け部分に集まっていたような気もしますが、その分目立ってるし、目玉展示といった感じでした。

まとめ

今回のNT加賀は、加賀市の市長さんが積極的に後援してくれたことで実現したそうです。物作り教育に力を入れたいという事らしいのですが、確かにNTは、今時の電子機器では見えない「むき出しの機械や電子回路」など、「機械やコンピュータの仕組みの部分」を見ることができる展示もありますし、子供たちがそういうものに興味を持つ良いきっかけになるのではないでしょうか。何より、製作者が目の前にいて、仕組みを説明してくれるというのは、実はすごいことなのかもしれません。個人的に、自分の展示をもうちょっと中身(仕組み)が見えるようにしていきたいと思いました。

NT加賀が7月のNT金沢で予告されたこともあり、今回の出展者はNT金沢で見た顔が多かった印象で、主に近畿・東海・北陸から来ている「いつもの人達」が中心だったと思います。まだまだ加賀の人が出展する例は少なかったと思いますが、来年・再来年と回を重ねるごとに周知が進んで、地元の出展が増えると良いですね。そうなると、NT加賀の独自色が出てくると思います。

MakerFaire台北2017出展レポート(満腹編)

準備編出発編当日編からの続きです。

Maker Faire台北出展の楽しみと言えば、台北でのごはんです。今回の旅中に食べたものなどを紹介します。

 

MakerFaire開催中のお昼ご飯は、会場の近場で。会場のすぐ東に電気街がありますが、エレクトロニクスなものだけでなく、おいしいものも色々あるのです。

f:id:mashigure:20171221212700j:plain電気街の街並み。

初日(11月3日金曜日)のお昼ご飯は、電気街の中にある光華商場のフードコートで。

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これぞ台湾と言った感じ。ワンタンおいしい。

 

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土曜日のお昼ご飯も電気街の中で。台湾グルメの牛肉麵。ピリ辛でうまし。

 

 MakerFaire初日の晩はみんなで「吉星港式飲茶」というお店へ。「港式」と言うのは「香港の」という意味なので、台湾なのに香港料理。

f:id:mashigure:20171221214626j:plain丸いテーブルに並ぶ飲茶。これぞ中華料理。

 

f:id:mashigure:20171221214830j:plainこの焼豚がめちゃうまでした。

 

翌土曜日の晩はNico-TECH台北出展組にとっては恒例の火鍋へ。

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ここの火鍋は、火鍋と聞いて想像する辛い鍋ではなくて、置いてある具材をセルフサービスで取って入れていくスタイルの鍋。タレも自分好みに調合する。個人的知見としては、鍋の汁をタレに混ぜていくことで、どんなタレを作ってもおいしくなる。

f:id:mashigure:20171221215607j:plainみんなが具材を取ってきて放り込んでいく。おいしい闇鍋と誰かが言っていた。

 

少し時間を遡って、金曜日の夕食後に数名で西門町のメイドカフェにも行った。

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個人的に初メイドカフェ。だけどここが帰る場所。お帰りなさいませって(日本語で)言ってもらったよ。

 

f:id:mashigure:20171221220529j:plain日本語のメニューがあった。

f:id:mashigure:20171221220830j:plain注文した銀河キラキラドリンク達。何を頼んだのかわかるかなー?(右奥のは混ぜて変な色に・・・。)

 

余談ですが、ここのメイドさんの一人が日本人でした。で、異国の地で中国語でお仕事する姿にちょっと感動したよね。いままでの人生で出会った尊敬する人物に「台湾のメイドさん」が加わりました。

 

最後に紹介するのは、今回おみやげを買ったお店「台北梨記」。1894年創業の老舗です。

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入り口のうさぎがかわいい。MakerFaireの会場から少し北にいったところにあります。ここで買ったパイナップルケーキを帰国してから友人等に配ったところ、けっこう好評でした。お店のなかではお客さんが日本語で会話していたり、レジの店員さんも日本語が通じるなど、日本人御用達のお店らしい。買ったときにレジで「賞味期限は2週間です」って日本語で言われたよね。思ったより短い。

 

それでは、この辺で今回のMaker Faire出展レポートを終わります。「おいしいものいっぱい食べててうらやましー」って思ったニコ技/Makerの方は、次回のMF台北に来たら良いと思いますよ(勧誘)。

 

おまけ。帰りの飛行機から見えた鹿児島県の桜島

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MakerFaire台北2017出展レポート(当日編)

準備編出発編からの続きです。

いよいよMakerFaire初日。この日は、受付で出展証を受け取ったりする必要があるため、一緒に出展するNico-TECHのメンバーは9時に会場に集合する予定でした。

 

・・・予定でした?

 

我らが代表の高須氏は飛行機の予約を間違えてまだ到着せず、代わりに受付をすると言っていた長船氏(と同宿の人達)は9時にホテルを出発すると連絡してくる。会場に一番乗りして待ちぼうける尻P

何だかんだで9時までに無事受付を済ませた尻Pとひろこちゃんもかさんテクノコスプレ研究会の2人)とましぐれ(私)の4人は、出展証(と出展者向けTシャツ)をGetして会場入りしたのでした。

f:id:mashigure:20171219202456j:plainまだ来ていない人達の分の出展者証。例年より紐がしょぼい。

 

初日はメディアデー(?)

今年のMakerFaire台北は3日間の開催だったのですが、一般入場が2日目と3日目(土日)のみということが事前に分かっていたものの、初日(金曜・台湾は平日)がどうなるのか良く分かっていませんでした。事前の通知によると「僅開放媒體與專業人士入場 ( Only open media and professional admission)」とのことでしたが、この日の内に出展準備を終えていないブースも散見され、メディア関係が来ていたのかもよく分からず・・・。

結果的に、この日は時とともに人が集まり、午後には出展者(と思われる人達)の内覧会と言った感じで、たくさんの人がNico-TECHのブースにも来て賑わっていました。また、一般入場がまだなので混雑が無く、準備が終わっているブースを見て回るには良かったです。


Nico-TECH出展紹介

Nico-TECHのブースは、何と2ヶ所ありました。私たちNico-TECHが出展申し込みを終えた後に2チーム目が「Nico-TECH B」として申し込んだためですが、Nico-TECH同士ということで、自然と交流・協力関係にありました。

と、言うことでNico-TECH (A)のブースです。

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左の3Dプリンタ製鍵盤が私の出展作品です。3Dプリンタを活用した作例として、実際に音が出ることもあり、けっこう好評だったと思います。その右に、oaksさんの7セグLEDを使ったアクセサリ、kuwaさんの初音球機器人、ロケット小僧さんペットボトルロケットと並んでいます。(何度か並び替えをしたので、写真を撮ったタイミングによって配置が違ったりします。)机に乗っている「Nico-Tech」の看板は 本来は机の前に貼り付けるはずですが、みんなが持参したテーブルクロスで隠れてしまうこともあり、上に乗っけています。

 

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左にチラッと見えるのがkasさんのアクリル作品、写鏡の千本鳥居など。真ん中が一石アンプさんマイコンを組み込んだ自作電子ブロックやLEDパネル。

 

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Nico-TECHブースの一番人気は、テクノコスプレ研究会さんのサイネージ衣装。モデルはもかさん。中文版の説明資料を用意してきたけど、日本語の説明資料を前面に出した方が現地の人は「何だかすごそう」に感じる、と言うアドバイスをもらったらしく、日本語の資料を上にしたらしい。私も次回は日本語版資料を用意したいと思いました。

 

他にも何人か共同出展者いるけど、割愛。次はBチーム。

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Aチームだったはずが移籍したMintiaPのホモォや、カサネタリウムほりさんの自動お絵描きマシン『Polargraph』。その他割愛。

 

華山1914創意文化園區

会場は2年前と同じ「華山1914創意文化園區」という、台北のオシャレエリア。台北駅から東に2駅の市中心部にあり、電気街がすぐ近くにあるというのも好立地です。

展示場所は屋内だけでなく屋外にも広がっていました。屋内は企業(スポンサー)や販売を行うCommercial Maker(出展料が高い)に割り当てられており、一般の出展者や教育・学校関係のブースは屋外に配置されていました。Nico-TECHは「販売あり」として申し込んでいたため屋内のブースが割り当てられていましたが、Nico-TECH Bは屋外テントでした。

今回のFaireでは小雨がパラつく天候だったため、屋内で良かったという話をメンバーとしていました。なので、来年申し込むときもCommercial Makerになりそうです。屋外だと最終日以外も終わってから撤収しなければならないのが難点ですね。雨風の入らない屋内だと出しっぱなしで夜の観光に繰り出せます^^

f:id:mashigure:20171219210142j:plain屋外展示

 今回から入場料を取るようになったので、屋内に入るときに出展者証の確認などがありましたが、屋外展示は特に入場管理がされていなかったような気がします。まぁ、屋内もスタッフが居ない出入り口とか(少なくとも初日は)あった気がするので、わりとザルだった気もします。

 

イベントの雰囲気とか

以下、個人的に気になった展示や全体の印象などを写真で振り返ります。

 

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3Dプリンタ関連の展示はとても多かったです。カラフルな造形物や、3Dプリンタ本体の動作デモなど、多様でした。写真は一例として。

 

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屋外を中心に学校・教育関係の展示がたくさんありました。大学のブースや、小学校のブース(!?)もありました。イライラ棒って海外でもあるんですね。こういうブースは、見ていて中学・高校の文化祭を思い出す感じ。

 

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工作キット関連の出展も各所に。

 

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何となく気になった「進撃のAI Arduino」。LEDマトリクスとか乗ってて遊ぶには楽しそう。で、どのあたりがAI?作例を見た限りでは、簡単なゲームAIを実装していた感じでしょうか。

 

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ロボット競技をやっていた。競技系の規模は2年前よりも縮小しているように感じられ、ちょっと残念。

 

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個人的いちおしのhartさんの自動演奏装置(手動演奏もできる)。Nico-TECHブースのすぐ近くで千本桜(初音ミクの曲)などを演奏していました。3Dプリンタ製の鍵盤の上に木製のシートを張ってチープな感じを消し、筐体部分のできの良さもあって完成度が高い。そして製作者のおっちゃんが日本語ペラペラである。そのうちキット化して売るかもとのこと。

 

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ロケットをかぶった人と記念撮影するもかさん。


印象に残った展示はまだまだあるけど、当日編のレポートはこの辺で終わりにします。興味がある人は、MakerFaireで撮った写真をフォト蔵にアップロードしているのでそちらもご覧ください。

photozou.jp
番外編(?)につづくかも。

MakerFaire台北2017出展レポート(出発編)

準備編からの続きです。

気がつけば11月2日(木)、旅立ちの日。最初は関西国際空港まで高速バスで行くつもりだったのですが、直前になって少し不安になったのでJRで行くことに。乗車券と、関空特急はるかに乗るための特急券を事前に購入しておきました。バスよりも少し高いけど、バスは道路が渋滞すると遅れることがあるので、安心を買いました。

 

10:15頃 関西国際空港に到着

かなり余裕を持って行きましたが、着いた直後の10:20には搭乗手続きが開始されたので、さっさとチェックインして荷物を預け、手荷物検査や出国審査などを済ませます。


10:55頃 出発ゲート前に到着

出発の2時間前に、すでに搭乗を待つだけの状態に。時間を持て余しました。


12:55 搭乗・着席

使用機材の到着遅れとやらで搭乗開始が定刻より遅れたものの、出発予定時刻の12:55にはとりあえず着席し、離陸の時を待つ。行ってきます。


(日本時間)14時頃 機内食

EVAは台湾の航空会社で、料金はやや安いもののLCCではない。ということで、機内食が提供されました。2年前に利用したピーチアビエーションでは機内食が無かったので、てっきり無いものだと思い込んでいて、関空に着いたときに昼食用のパンをかじっていました。正直失敗したなぁと・・・。

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おいしかったけど、個人的にパンと米はどっちかだけで良い。


機内にて

LCCでは無いおかげか、座席の前に取り付けられた端末でエンターテイメントプログラムが楽しめたので、映画を観ていました。観ていたのはThe Martianという火星に取り残された宇宙飛行士が地球に生還するまでのストーリー。ただ、見始めたのが離陸してしばらくしてからだったこともあり、台湾到着までにスタッフロールまで観れなかった。辛うじて地球には生還したらしいところまで観たものの、映画を1本観るには関空から台湾は近すぎた。


(台湾時間)15時過ぎ 桃園国際空港に着陸

焦ってもどうせ荷物を受け取るところで長々と待つだけ、という過去のとある経験から、飛行機を降りてからトイレに立ち寄るなど余裕をかましていたら、目の前に現れたのは入国審査を待つ長蛇の列。思い出した、2年前もここは長蛇の列があった・・・。しかも、機内で入国カードをもらい損ねたので、入国審査の直前に書く。痛恨のタイムロス。入国審査を終えて荷物を受け取る場所に行ったら、すでに自分の荷物がベルトコンベアの上でまわってた。


16:15頃 SIM開通

到着口を出て、まずは中華電信の窓口へ。プリペイドSIMカードの発行を予約済みだったので、受け取りに行きました。順調に行くかと思いきや、窓口のおねーさんに電源が入ったスリープ状態のスマートフォンを渡してしまい、電源が入った状態でSIMカードスロットをオープンされてしまう。これが悪かったらしくSIMを挿入した直後にフリーズからの再起動を始めるスマホさん。痛恨のタイムロス。飛行機に乗ったときにちゃんと電源を切らずに飛行機モードにしただけで済ませた罰でしょうか・・・。設定自体は窓口のおねーさんがしてくれて、中国語のSMSが2通ほど届いてSIMの開通を確認。スマホの時計も自動的に現地時間になりました。

ちなみにSIMカードは(海外でよくある)サイズに合わせて切り取るタイプで、端末がmicro SIM用でもnano SIM用でもOK。ただ、SIMカードを切り取った残りのカード部分はもらえなかった。あと、一部の端末でSIMカードスロットを開くために必要なSIMピンも貰えたりはしない。私のスマホはDSDS対応(SIMが2枚刺さる)ので問題なかったけど、某氏が関空に帰国したときに元のSIMに差し直せなくて家に帰るまで通信できなかったらしい。


16:30頃 MRTで台北を目指す

空港の地下階にあるMRT機場線の駅へ。ここで、台北版のICOCAこと「悠遊卡」を購入しました。買い方がわからなかったので、券売機の近くにいたスタッフさんに「I want to buy a ヨウヨウカー.」とか何とか言ってみたら、スタッフさんが券売機を操作してくれました。で、言語選択の画面で「English?」と聞かれたので「Japanese Please!」したら、券売機だけじゃなくてスタッフさんも日本語になって、「ゴヒャク円デス」と言われる。突然日本語が通じるの、ああ台湾やなぁって感じです。ちなみに500円って言われたけど500ニュー台湾ドルなので、カード1枚発行するのに2000円弱と言ったところ。その内NT$400が最初からチャージされていて利用可能な金額でした。

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このカード、電車もバスも料金を気にせずに乗れるのでとっても便利でした。滞在中バスに一回乗りましたが、周りの人の真似をして乗り降りできました。現金払いだったら結構面倒くさいことになっていたかも。また、共同出展したニコニコ技術部の面々は当たり前の様に1人1枚持ってるので、もし買ってなかったら移動する時に置いていかれたことでしょう・・・。

MRTは地下鉄のイメージでしたが、各駅停車の普通電車と急行電車が存在します。最初に来た電車が各駅停車だったのに乗った直後に気づいて、即降りました。車両は空港路線だけあって荷物置場もあり、便利。MRTは地下鉄のイメージでしたが、高架を走っている時間が長く、景色も楽しめました。


17:10頃 台北駅に到着

MRT機場線の台北駅は、他の路線の台北駅からはやや西に離れた場所にあるのですが、改札を出て少し歩けば2年前に見たことがある景色にたどり着きました。


17:40頃 ホテルにチェックイン

何事もなく宿に到着して荷物を下ろす。そして一息ついてから、観光へ・・・。夕食がてら夜市を訪れるなどしました。

当日編につづく。

 

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妖しく光る夜の台北駅。この駅、すべての路線が地下を走っているので線路が見当たらず、知らなければ謎のでかい建物である。

MakerFaire台北2017出展レポート(準備編)

2017年11月3日~5日に台北市 華山1914創意文化園區 で開催された『Maker Faire台北2017』にニコニコ技術部Nico-TECH)ブースの一員として出展して来ました。

 

・・・。

 

気がつけば帰ってきてすでに1ヶ月。まだレポートも書いてなかった・・・。と、言うわけで、とりあえず自身の記録として、MF台北出展への準備で何をしたのかを時系列に振り返ってみます。


5月26日(金) Nico-TECH共同出展の申し込み始まる

Maker Faireって何?Nico-TECH共同出展って何?と言う説明はWikiの方を見て頂くとして、公式サイトMaker Faire台北の出展募集が始まったのをきっかけに、我らがMaker Faire台北共同出展代表高須氏が、ニコニコ技術部のWikiで共同出展者の募集を始めました。

台北の共同出展は3回目で、私自身は2年前にも行っているので2回目です。今回は、少し前から「今年は行くよー」と言う発言をしていたので、出展する方向で検討を開始しました。

今年はイベントが3日間になったのですが、偶然にも文化の日(台湾は平日)を含む3連休だったので(宿や航空券がやや取りにくい半面)参加しやすい日程でした。理想を言えば最低でも前後を移動日として4泊5日の日程が望ましかったのですが、個人的な事情で3泊4日が限界・・・。共同出展の利点を活かして、3日の内2日のみの出展とさせてもらうことにしました。


6月6日(火) 航空券を購入

この時点でピーチアビエーションはまだ予約が始まっていないようでしたが、EVAの方が便数も多いし、関空の第一ターミナルから出発する(ピーチが利用している第2ターミナルはJRの駅から遠いし、わかりにくい)ので、今回はEVAにしました。

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実際に乗った飛行機

 【往路】
EVA Air BR 131便 (12:55 関西国際空港発 ⇒ 15:05 桃園国際空港着)

所要時間は3時間10分です。1時間の時差があり、出発・到着の時刻は現地時刻なので注意が必要。

 

【復路】
EVA Air BR130便 (12:30 桃園国際空港発 ⇒ 15:55 関西国際空港着)

所要時間は2時間25分です。帰りの方が明らかに早いのは気流の影響だったはず。台風が来るときと同じようなルートなのです。

 

で、上記のお値段は「42,680円」でした。明らかに連休中の航空券は高額で、3日(祝)に出発しようとすると+1万円必要な感じでした。最終日の帰路も安くなく、あと一日後ろにずらすだけでもっと安くなるのですが・・・。


6月10日(土) 出展申し込み

ニコニコ技術部の共同出展に申し込みをしました。Wikiに申し込み用スプレッドシートへのリンクが張られているので、そこに出展内容や必要なスペースを記入するだけです。この時点で航空券も確保しているのでもう後には引けません。


7月28日(金) 高須氏「出展OK」

代表で出展申し込みをしてくれている高須氏から、Twitterで出展OKのリプライが届く。
Maker Faireの運営からメールが来て、出展が承認されたらしい。


8月25日(金) 宿を予約

航空券を取った時点ではまだ先の日程過ぎて予約できない宿もあったので、宿をどうするか問題を先送りしていたのですが、他の共同出展者さん達の会話が(Twitterで)見えて思い出し、宿を探しました。
予約した宿は、台北駅の目の前にある「品格子旅店北車館」で、3泊のお値段はNT$2,650(約1万円)でした。シャワー室・トイレが共同で、カプセルホテル一歩手前くらいの狭い安宿なのですが、今回の旅程的に、昼間はMaker Faire 夜は観光で、ほとんど寝るだけの場所ということで割り切って、安さと立地の良さを取りました。


10月23日(月) ニュー台湾ドルに両替

外貨両替でNT$を調達。余裕を持って予算は3万円。2年前に行ったときよりも円高でレートが良く、29843円がNT$7000になりました。


10月26日(木) 海外旅行保険を契約

契約したのは、「損保ジャパン日本興亜 新・海外旅行保険【off!】」というやつ。
これを選んだ理由は、他に良い保険を知らないからだったりする。この保険は出発当日でも申し込めるのですが、申し込んでから数日後に郵送されてくる保険の証明書と小冊子を持っていくのが安心なので、一週間前には契約しておきたいと思いつつ、今回もギリギリに。


10月29日(日) プリペイドSimカードの発行予約

中華電信という現地携帯電話事業者のWebページで、事前にプリペイドSimカードの発行予約をすることができるというのを知ったので、とりあえず予約。選んだプランは「4Gデイ型プリペイドカード [5デイタイプ](NT$50通話料無料)」で、NT$ 300(NT$50分の通話料無料付き)。Simフリーの携帯電話が必要な点と、現金での支払いのみという点には注意が必要ですが、国内キャリアのローミングやレンタルWifiルータより安いですね。

 

prepaidsim.twgate.net


10月29日(日) 旅行ガイド本を電子化

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買ってきた本は、家で計画を練っている間は本の形をしている方が全体をパラパラとめくることができて良いですが、旅行中は電子化してスマートフォンで見たほうが手軽だったりします。と、言うわけで出発直前にバラされる本。紙の方は持っていかないので荷物も軽量化できます。


10月29日(日) 作品の説明資料を作成

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Maker Faireは出展者が自分で作った作品を展示するイベントです。と、言うことで私の今回の展示物は「3Dプリンタ鍵盤楽器」です。鍵盤楽器の形をしているし、触ってもらえば音が出るだけのものなので、実際それほど説明することはないのですが、言葉の壁がある場合には説明資料があった方が便利です。と、言うわけで、翻訳サイトを駆使して簡単な資料を作りました。


10月29日(日) 荷造り開始

持ち物リストは、過去に自分が作ったものが今回も役に立ちました。

海外出展最大の課題は、飛行機での輸送です。雑に扱われることを想定して、展示物は厳重に緩衝材でくるんで&箱に収めて守ります。


そしていよいよ迎える旅立ちの日。出発編につづく。

NT名古屋2017に出展しました

 2017年9月17日(日)に開催されたNT名古屋2017に出展しました。イベントの様子はTwitterのまとめとか、私がUPした写真を見て頂ければと思います。私の展示は「あの楽器mini」でした。

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 今回のイベントは、数日前に台風直撃の天気予報が発表されまして、関係者が(Twitterで)ざわついていました。実際に「台風」に翻弄され、本当に開催できるのか当日の朝まで天気予報とにらめっこしていました。展示をとりやめたり、スケールダウンさせる出展者もちらほら。かく言う私自身が展示物を(雨天でも)持ち運びしやすい小型の楽器に変更し、台風が来る前に帰宅するために打ち上げを(直前の判断で)キャンセルしたりと、バタバタしていました。結果的には、台風の進行が遅く、暴風警報発令のため14:30でイベントが終了となったものの、会場は終始おだやかな曇り(ときどき小雨)でした。

 NT名古屋2017は 場所が「中京テレビハウジングみなと」という住宅展示場で、すぐ隣でプリキュアショーがやってたこともあり、親子づれの方が多く見られました。センターハウス2階の屋内展示場所にそういった住宅展示を見に来た方々がどれくらい来たかは不明ですが、少なくとも屋外展示を覗いていく方は多かったように見受けられました。こういった場所では屋外で展示できると得かもしれません。(とは言え、天候の影響が怖いですね。雨も、日差しが強いのもつらい。)

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 今回最大の不満(?)は、屋内会場が狭かったことでした。今回は台風で客足も鈍ったと思いますが、あの部屋はすでに人口密度が高めだったので、もっとたくさん人が来ても入れなかった気がします。一番奥で展示していたのですが、すぐ横が壁(鏡が立ててあった)で、棚もあって、私が立つスペースが皆無でした。そのため、申し訳ないのですが説明を半ば放棄してしまいました・・・。出展をとりやめた人のスペース(たぶん)や屋外にまだ場所があったようにも思えたので、そちらに移動すればよかったかもしれません。

 ・・・などと会場の問題を指摘してみたりしましたが、個人的には来年またここでも良いかもと思ったり。住宅展示場って面白いやん?プリキュアも見れたし。名古屋市中心部からのアクセスも悪くない。 早めに会場がわかっていれば屋外向けの展示も用意できるかも。(せめてもう少し広ければ・・・)

 

 最後になりましたが、出展者・来場者・関係者のみなさん、ありがとうございました。場所が関係していたのかはわかりませんが、イベントの告知が例年よりも遅く、出展場所のレイアウト決めが1週間前を切っていたなど、ギリギリな感じでちょっと不安もありましたが、無事(?)に終えられてよかったです。

 

 ちなみに、このブログを書いてる人は次の展示場所が台北らしいですよ?バタバタは続く。

ESP-WROOM-32 Breakout boardの導入に苦戦した話

 先日NT金沢というイベントで、ThousanDIYさんのブースにて頒布されていたUnopuino32so (ESP-WROOM-32 Breakout board CP2101 version)というボードを購入しました。

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 ESP-WROOM-32というのは無線LANBluetoothの機能を内蔵し、マイコンとして扱えるモジュールで、最近噂によく聞く気になる子です。で、そのモジュールをArduino UNOみたいに使えるらしいということでこのボードを買ってみたのですが、なぜかドライバの導入に苦労したので、ここにその戦いの記録を残します。

 まず、ボードをPCにつなぐ前にドライバをインストール。Windows10を使っているのでSilicon Labsのサイトに行ってWindows 7/8/8.1/10(v6.7.4)用ダウンロードと書かれたところにリンクがある一番上のドライバをDL&インストール。その後、ボードをUSBケーブルでPCにつなぎます。すると、ボードが「CP210x USB to UART Bridge」という名のCOMポートとして認識・・・されないぞ(。´・ω・)?

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Ingenico 3070? 誰だおめー?

まぁ解決策はThousanDIYさんのページによく見たらさらっと書いてあったので、その通りにドライバーの更新から、無理やりSilicon Labsのドライバーを適用します。

 

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選ぶのは下の方の「コンピューター上のデバイスドライバーの一覧から選択します(L)」

 

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製造元、モデルを選択。次へ(N)

 

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なんか警告出るけど、間違ってるのはWindowsさんの方ですよ?

 

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こうしてようやくCOMポートとして認識されるようになったのでした。

 次に、最新のArduino IDEArduino core for the ESP32を導入して、開発環境を導入。これは苦戦せず。

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 盲目的に13番ピンを用いたLED点滅で動作確認します。でもこのボード電源直結の緑LED以外にLED載ってないな・・・。

 

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ちなみに設定は上記の通り、ほぼデフォルトのまま。

 

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 スケッチの書き込みも正常に終わったので、LEDを外付けして動作確認。でも、LEDが点滅しません。実は13番ピンの場所を勘違いしていました。

 

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 Arduino UNOの13番ピンの場所につないだら点滅しませんでした。正しい13番ピンは上の写真の場所。これでLEDが点滅しました。ThousanDIYさんのページに書いてあるPinoutが正しい。Arduino UNOとはピン配置の対応とれてないのね・・・。ボード上(ピンソケットの内側)にArduino UNOのピン番号書いてあるのにね。