しぐれめも

何か作る過程をメモとして残したり、あと雑記

猫耳ヘッドフォン

 何かのはずみでこのページを見てしまったそこのあなた!おはこんばんにちわわです。突然ですが、クラウドファンディングしてますか?わたくし、まれにクラウドファンディングでガラクタにそれなりの金額を投じて後悔したりしているんですよね。ということで、過去に支援したもののレビューをいまさらするコーナーです。

 今回はCat Ear Headphonesです。2014年に支援して、2016年頭くらいに届いたと記憶しています。

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大きい箱に入って届いた

 

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箱とほぼ同じサイズの立派なケースの中に、ケーブル類と一緒に入っていました

 このヘッドフォンは、猫耳のかたちをしているだけでなく、LEDが光り、猫耳のところがスピーカーになっているので周りの人にも音を聞かせることができるという製品です。

 

以下感想

【重い】

 頭の上にスピーカーをのせていて、スピーカーから音を出したりLEDを光らせたりする用のバッテリーも搭載しているので、ヘッドフォンとしては重いです。しばらく使っていると重たく感じます。ケーブルを抜いた状態で計ったら、448gありました。小型とはいえ、常識的に考えてスピーカーは重いですよね・・・。

 

【スピーカーの出力が小さい】

 猫耳部分のスピーカーですが、静かな室内で聞く分には十分な音量がでますが、ざわざわしているような場所では音が鳴っているのかよくわからないレベルの音量しか出ません。普通のPC用スピーカーよりも音量は小さめです。そして、ヘットフォンにつないでいる音楽プレイヤー側の音量を上げまくると、スピーカーと同時にヘッドフォンの側からも音が出ているので、大音量で耳が死にます。

 私は、このヘッドフォンを、モバイルスピーカーとして使える(スピーカーを置く机が無いイベントなどでも使える)のではと思って支援したので、この時点で私にとってはゴミを買った感じでした。常識的に考えてこんな小さいスピーカーでそんなに音量出るようになってるはずがないのですが、クラウドファンディングのページのビデオが「パーティー会場みたいなところで音楽かけれるぜー」みたいな感じだったので、いけるかと思ったんや・・・

 

 ちなみに音質は悪くはないのですが、同じ値段で普通のヘッドフォンを買った方が間違いなく音質は上です。このヘッドフォンのコストは音質向上以外のところにかかっているので、当然といえば当然ですね。

 今調べたら、Amazonで普通に買える上に、第2世代無線版なんていうのもあるみたいなので、気になる方は参考にしてください。類似製品もあるよ!変なもの買ってももちろん私は責任取らないからね!

 

ビスケットボードとケーキボード

 見てくれている方オッスオッス。突然ですが、クラウドファンディングしてますか?わたくし、まれにクラウドファンディングでガラクタにそれなりの金額を投じて後悔したりしているんですよね。

 ・・・と言う話をすると、Blogにレビュー記事を書くなりして供養しよう、人柱ならちゃんとOutputしようというごもっともなお言葉を頂いてしまうので、たまには何か書くかなということで、買ったものを紹介してみます。

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 1回目と言う訳で、私の初めてのクラウドファンディングだったビスケットボード(左)と、関連商品のケーキボード(右)です。ビスケットボードはNT京都2014(というイベント)でクラウドファンディングやってるという話を聞いて支援してみたもの。ケーキボードはクラウドファンディングが終わった後に、NT京都2015で売ってたのを買ったものです*1

camp-fire.jp

camp-fire.jp 結論から言うと、ビスケットボードは全く使ってないですが、ケーキボードはめっちゃ使ってます。ケーキボードはデザイン的にも大きさ的にも気に入っていて、穴が多くて便利*2ということもあり、試作段階で色々試すのに大活躍しています。逆に、ビスケットボードは、基本的に使い捨てということで、もったいなくて使えていません💦 私の場合は、作った回路は最終的にユニバーサル基板やプリント基板に実装するので、ブレッドボードのまま完成ということはないのです。私はそもそもこのボードが想定するユーザーではなかったということですね。ちなみに、両方のボードは今でも公式サイトのShopで買えるらしいです。

wakutuku.com

*1:つまり、厳密にはクラウドファンディングで得たものではない・・・。

*2:普通のブレッドボードで穴が開いていない隙間に穴が開いていて使える

NT京都2018に出展しました

 2018年3月25日(日)に西院春日幼稚園・春日神社境内で開催されたNT京都2018に出展しました。

NT京都って?

 NT京都は、物作りの愛好家たちが自分で作ったものを持ち寄って展示するイベントです。NTは京都の他に金沢や名古屋、石川県加賀市でも開催されています。また、技術的な制作物だけでなく、手芸や折り紙作品なども展示されています。自作したものを販売している人や、ワークショップなどを開いている人もいます。NT京都はその他のイベントに比べて交流会の色が濃く、屋上で持ち寄りBBQをやっていたり、前日(準備日)に出展者だけの内覧会が開かれたり、前日の晩に会場に残って宴会したり(?)しています。

私の展示

 私の展示物は「ポケミク・タッチ」と「ふでばこ型スピーカー」、「ハテナブロック型カンパ箱」、「あの楽器」でした。

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 新作*1はポケミク・タッチでしたが、音量がやや小さかったので外付けスピーカーとしてふでばこ型スピーカーをつないでいました。ちなみに、スピーカーの外装を3Dプリンタ製だと思った人もいたのですが、ごく普通の市販の筆箱です*2。ポケミク・タッチは(その名の通り)タッチパネルで操作できるのですが、MIDIキーボードをつないでいたこともあり(予想していた通り)見た人のほぼ全員がキーボードの方で演奏していました。

 ポケミク・タッチは今後の改良方針をどうするか迷っているので、色々な人に触ってもらってフィードバックが得られて良かったです。タッチで演奏するのはサイズ的にむつかしかったりしますが、音色の変更とかがタッチパネルでできて便利なので、とりあえずタッチパネル方式の現状のまま今後も改良したいなと思っています。一方で、ボーカロイドキーボードが発売されたこともあり、ポケミクにこだわらずに別の音源モジュールをためしてみたい気もしています。

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 ひそかな新作は名刺でした。今回初めて業者*3に発注して作りました。それなりの印刷品質が期待できると言うことで、裏面に画像をいっぱい貼ってポートフォリオみたいにしようと思って、スマートフォンのStart画面風にしてみました。

印象に残った展示

自作親指シフトキーボード(US配列)

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 カラフルな見た目に目を引かれますが、よく見たらかなりの変態仕様です。親指シフトキーボードとか初めて目にしました。自作キーボードって結構作ってる人がいるみたいですね。私は標準的JIS配列なら特にこだわらない人なのですが、ちょっと気になります。作者さんが使用したハード・ソフトをまとめてくれているので、自作するなら参考になりそうです。特に、「FLINT キーボードを作ろうぜ!キット」は普通に買えるぽいので、これだけでも結構遊べそう。

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山下シンセのEuroRack化プロジェクト

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 ツマミがたくさんついてて、光って、音が鳴る。それだけでロマンがあると思いませんか?とりあえず詳しいことはよくわからんけどかっこいい。

 

絶対領域バッグ

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 カバンです。写真がわかりにくいですが、スカートの内側(?)に上から物が入れられます。そしてスカートの下に足が生えて・・・。なんだか猟奇的*4

 

クソゲー

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 コントローラーを振ると首が伸びる・・・? よくわからんけどクソ(誉め言葉)。ピントが合っていないのは私の撮影能力がクソ。

 

その他、撮影した写真をアップロードしていますので、気になる方はそちらもどうぞ。

まとめ・感想

 今回はだいたい展示場所に張り付いていたこともあり、あまりちゃんと見れなかった展示もあったのはちょっと反省ですが、概ね満足に出展を終えることができました。制作物をもっと早く完成させて、イベント前にちゃんと告知しようという反省は毎回言っているけど、たぶん次回も改善されることはないでしょう・・・。

 最後に出展者、来場者、関係者の皆さん、ありがとうございました。良い刺激をいろいろと得られたので、次回の展示に向けて頑張ろうと思います。また、カンパ箱にカンパしてくださった方、ありがとうございました。西院への往復交通費*5が100%カンパで賄われました。

*1:NT金沢2017で展示したものをさらに改良したもの

*2:京都市内のドン・キホーテで買いました

*3:Printpacさん

*4:スカートをめくるとシマシマパンツが見えるぞ!

*5:3桁円

NT加賀に出展しました

2017年12月16日・17日に石川県加賀市のアビオシティ加賀で開催されたNT加賀に出展しました。(私が出展したのは16日のみ)

kaga-iotac.org

NT加賀って?

NT加賀は、物作りの愛好家たちが自分で作ったものを持ち寄って展示するイベントです。自作したものを販売している人や、ワークショップなどを開いている人もいます。加賀市では初開催でした。NTは加賀の他に京都や名古屋、金沢でも開催されています。ちなみに、「NT」は、イベントが開催されるきっかけになったニコニコ技術部Nico-TECH)の略称と言われて来ましたが、これからはNanika Tukuttemita(何か作ってみた)の略称ということになるらしいです(噂)。

会場はショッピングセンター

NT加賀は加賀市の後援を得て、駅前のショッピングセンターでの開催になりました。そのため「NTを見に来た人」というよりは、買い物に来た一般のお客さんが来場者さんの中心でした。買い物に来た人的には「何かわからんけど何かやってる」と言った感じだったかもしれません。

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展示場所は、中央の吹き抜け部分とその周辺の通路 および2階の吹き抜け付近の通路部分でした。複数箇所に分かれていましたが、吹き抜け部を中心に空間的にはみんな近いところにいました。

私の展示

私の展示物は、自作の電子楽器「あの楽器」でした。

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ランドセル売り場の向かい側の通路で展示していました。ちょうど背中側のテナントが閉店したのか、壁になっていました。

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光る楽器は、通りがかった子供たちに人気でした。子供の音楽教育とかにこういう楽器が良いのではという意見をくれた方もいましたが、どうなのかな?(その場では「そうですねー」と言ったものの。)

印象に残った展示

全体としては、吹き抜け部分のロボット展示とバルーンアートが人気だった印象です。私が1階の吹き抜け部付近にいたという理由もありますが・・・。

f:id:mashigure:20171224184906j:plainスティックを傾けると進むロボット(クリスマス仕様)。

 

f:id:mashigure:20171224185008j:plainロボットバンドのみなさん。

 

f:id:mashigure:20171224185045j:plain大道芸人うーさんのバルーンアート工房。すきなバルーンアートを作ってくれるだけに、親子連れが列を成していました。

上記に加えて、プラネタリウムなど何となく場所を取る展示が吹き抜け部分に集まっていたような気もしますが、その分目立ってるし、目玉展示といった感じでした。

まとめ

今回のNT加賀は、加賀市の市長さんが積極的に後援してくれたことで実現したそうです。物作り教育に力を入れたいという事らしいのですが、確かにNTは、今時の電子機器では見えない「むき出しの機械や電子回路」など、「機械やコンピュータの仕組みの部分」を見ることができる展示もありますし、子供たちがそういうものに興味を持つ良いきっかけになるのではないでしょうか。何より、製作者が目の前にいて、仕組みを説明してくれるというのは、実はすごいことなのかもしれません。個人的に、自分の展示をもうちょっと中身(仕組み)が見えるようにしていきたいと思いました。

NT加賀が7月のNT金沢で予告されたこともあり、今回の出展者はNT金沢で見た顔が多かった印象で、主に近畿・東海・北陸から来ている「いつもの人達」が中心だったと思います。まだまだ加賀の人が出展する例は少なかったと思いますが、来年・再来年と回を重ねるごとに周知が進んで、地元の出展が増えると良いですね。そうなると、NT加賀の独自色が出てくると思います。

MakerFaire台北2017出展レポート(満腹編)

準備編出発編当日編からの続きです。

Maker Faire台北出展の楽しみと言えば、台北でのごはんです。今回の旅中に食べたものなどを紹介します。

 

MakerFaire開催中のお昼ご飯は、会場の近場で。会場のすぐ東に電気街がありますが、エレクトロニクスなものだけでなく、おいしいものも色々あるのです。

f:id:mashigure:20171221212700j:plain電気街の街並み。

初日(11月3日金曜日)のお昼ご飯は、電気街の中にある光華商場のフードコートで。

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これぞ台湾と言った感じ。ワンタンおいしい。

 

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土曜日のお昼ご飯も電気街の中で。台湾グルメの牛肉麵。ピリ辛でうまし。

 

 MakerFaire初日の晩はみんなで「吉星港式飲茶」というお店へ。「港式」と言うのは「香港の」という意味なので、台湾なのに香港料理。

f:id:mashigure:20171221214626j:plain丸いテーブルに並ぶ飲茶。これぞ中華料理。

 

f:id:mashigure:20171221214830j:plainこの焼豚がめちゃうまでした。

 

翌土曜日の晩はNico-TECH台北出展組にとっては恒例の火鍋へ。

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ここの火鍋は、火鍋と聞いて想像する辛い鍋ではなくて、置いてある具材をセルフサービスで取って入れていくスタイルの鍋。タレも自分好みに調合する。個人的知見としては、鍋の汁をタレに混ぜていくことで、どんなタレを作ってもおいしくなる。

f:id:mashigure:20171221215607j:plainみんなが具材を取ってきて放り込んでいく。おいしい闇鍋と誰かが言っていた。

 

少し時間を遡って、金曜日の夕食後に数名で西門町のメイドカフェにも行った。

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個人的に初メイドカフェ。だけどここが帰る場所。お帰りなさいませって(日本語で)言ってもらったよ。

 

f:id:mashigure:20171221220529j:plain日本語のメニューがあった。

f:id:mashigure:20171221220830j:plain注文した銀河キラキラドリンク達。何を頼んだのかわかるかなー?(右奥のは混ぜて変な色に・・・。)

 

余談ですが、ここのメイドさんの一人が日本人でした。で、異国の地で中国語でお仕事する姿にちょっと感動したよね。いままでの人生で出会った尊敬する人物に「台湾のメイドさん」が加わりました。

 

最後に紹介するのは、今回おみやげを買ったお店「台北梨記」。1894年創業の老舗です。

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入り口のうさぎがかわいい。MakerFaireの会場から少し北にいったところにあります。ここで買ったパイナップルケーキを帰国してから友人等に配ったところ、けっこう好評でした。お店のなかではお客さんが日本語で会話していたり、レジの店員さんも日本語が通じるなど、日本人御用達のお店らしい。買ったときにレジで「賞味期限は2週間です」って日本語で言われたよね。思ったより短い。

 

それでは、この辺で今回のMaker Faire出展レポートを終わります。「おいしいものいっぱい食べててうらやましー」って思ったニコ技/Makerの方は、次回のMF台北に来たら良いと思いますよ(勧誘)。

 

おまけ。帰りの飛行機から見えた鹿児島県の桜島

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MakerFaire台北2017出展レポート(当日編)

準備編出発編からの続きです。

いよいよMakerFaire初日。この日は、受付で出展証を受け取ったりする必要があるため、一緒に出展するNico-TECHのメンバーは9時に会場に集合する予定でした。

 

・・・予定でした?

 

我らが代表の高須氏は飛行機の予約を間違えてまだ到着せず、代わりに受付をすると言っていた長船氏(と同宿の人達)は9時にホテルを出発すると連絡してくる。会場に一番乗りして待ちぼうける尻P

何だかんだで9時までに無事受付を済ませた尻Pとひろこちゃんもかさんテクノコスプレ研究会の2人)とましぐれ(私)の4人は、出展証(と出展者向けTシャツ)をGetして会場入りしたのでした。

f:id:mashigure:20171219202456j:plainまだ来ていない人達の分の出展者証。例年より紐がしょぼい。

 

初日はメディアデー(?)

今年のMakerFaire台北は3日間の開催だったのですが、一般入場が2日目と3日目(土日)のみということが事前に分かっていたものの、初日(金曜・台湾は平日)がどうなるのか良く分かっていませんでした。事前の通知によると「僅開放媒體與專業人士入場 ( Only open media and professional admission)」とのことでしたが、この日の内に出展準備を終えていないブースも散見され、メディア関係が来ていたのかもよく分からず・・・。

結果的に、この日は時とともに人が集まり、午後には出展者(と思われる人達)の内覧会と言った感じで、たくさんの人がNico-TECHのブースにも来て賑わっていました。また、一般入場がまだなので混雑が無く、準備が終わっているブースを見て回るには良かったです。


Nico-TECH出展紹介

Nico-TECHのブースは、何と2ヶ所ありました。私たちNico-TECHが出展申し込みを終えた後に2チーム目が「Nico-TECH B」として申し込んだためですが、Nico-TECH同士ということで、自然と交流・協力関係にありました。

と、言うことでNico-TECH (A)のブースです。

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左の3Dプリンタ製鍵盤が私の出展作品です。3Dプリンタを活用した作例として、実際に音が出ることもあり、けっこう好評だったと思います。その右に、oaksさんの7セグLEDを使ったアクセサリ、kuwaさんの初音球機器人、ロケット小僧さんペットボトルロケットと並んでいます。(何度か並び替えをしたので、写真を撮ったタイミングによって配置が違ったりします。)机に乗っている「Nico-Tech」の看板は 本来は机の前に貼り付けるはずですが、みんなが持参したテーブルクロスで隠れてしまうこともあり、上に乗っけています。

 

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左にチラッと見えるのがkasさんのアクリル作品、写鏡の千本鳥居など。真ん中が一石アンプさんマイコンを組み込んだ自作電子ブロックやLEDパネル。

 

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Nico-TECHブースの一番人気は、テクノコスプレ研究会さんのサイネージ衣装。モデルはもかさん。中文版の説明資料を用意してきたけど、日本語の説明資料を前面に出した方が現地の人は「何だかすごそう」に感じる、と言うアドバイスをもらったらしく、日本語の資料を上にしたらしい。私も次回は日本語版資料を用意したいと思いました。

 

他にも何人か共同出展者いるけど、割愛。次はBチーム。

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Aチームだったはずが移籍したMintiaPのホモォや、カサネタリウムほりさんの自動お絵描きマシン『Polargraph』。その他割愛。

 

華山1914創意文化園區

会場は2年前と同じ「華山1914創意文化園區」という、台北のオシャレエリア。台北駅から東に2駅の市中心部にあり、電気街がすぐ近くにあるというのも好立地です。

展示場所は屋内だけでなく屋外にも広がっていました。屋内は企業(スポンサー)や販売を行うCommercial Maker(出展料が高い)に割り当てられており、一般の出展者や教育・学校関係のブースは屋外に配置されていました。Nico-TECHは「販売あり」として申し込んでいたため屋内のブースが割り当てられていましたが、Nico-TECH Bは屋外テントでした。

今回のFaireでは小雨がパラつく天候だったため、屋内で良かったという話をメンバーとしていました。なので、来年申し込むときもCommercial Makerになりそうです。屋外だと最終日以外も終わってから撤収しなければならないのが難点ですね。雨風の入らない屋内だと出しっぱなしで夜の観光に繰り出せます^^

f:id:mashigure:20171219210142j:plain屋外展示

 今回から入場料を取るようになったので、屋内に入るときに出展者証の確認などがありましたが、屋外展示は特に入場管理がされていなかったような気がします。まぁ、屋内もスタッフが居ない出入り口とか(少なくとも初日は)あった気がするので、わりとザルだった気もします。

 

イベントの雰囲気とか

以下、個人的に気になった展示や全体の印象などを写真で振り返ります。

 

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3Dプリンタ関連の展示はとても多かったです。カラフルな造形物や、3Dプリンタ本体の動作デモなど、多様でした。写真は一例として。

 

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屋外を中心に学校・教育関係の展示がたくさんありました。大学のブースや、小学校のブース(!?)もありました。イライラ棒って海外でもあるんですね。こういうブースは、見ていて中学・高校の文化祭を思い出す感じ。

 

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工作キット関連の出展も各所に。

 

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何となく気になった「進撃のAI Arduino」。LEDマトリクスとか乗ってて遊ぶには楽しそう。で、どのあたりがAI?作例を見た限りでは、簡単なゲームAIを実装していた感じでしょうか。

 

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ロボット競技をやっていた。競技系の規模は2年前よりも縮小しているように感じられ、ちょっと残念。

 

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個人的いちおしのhartさんの自動演奏装置(手動演奏もできる)。Nico-TECHブースのすぐ近くで千本桜(初音ミクの曲)などを演奏していました。3Dプリンタ製の鍵盤の上に木製のシートを張ってチープな感じを消し、筐体部分のできの良さもあって完成度が高い。そして製作者のおっちゃんが日本語ペラペラである。そのうちキット化して売るかもとのこと。

 

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ロケットをかぶった人と記念撮影するもかさん。


印象に残った展示はまだまだあるけど、当日編のレポートはこの辺で終わりにします。興味がある人は、MakerFaireで撮った写真をフォト蔵にアップロードしているのでそちらもご覧ください。

photozou.jp
番外編(?)につづくかも。

MakerFaire台北2017出展レポート(出発編)

準備編からの続きです。

気がつけば11月2日(木)、旅立ちの日。最初は関西国際空港まで高速バスで行くつもりだったのですが、直前になって少し不安になったのでJRで行くことに。乗車券と、関空特急はるかに乗るための特急券を事前に購入しておきました。バスよりも少し高いけど、バスは道路が渋滞すると遅れることがあるので、安心を買いました。

 

10:15頃 関西国際空港に到着

かなり余裕を持って行きましたが、着いた直後の10:20には搭乗手続きが開始されたので、さっさとチェックインして荷物を預け、手荷物検査や出国審査などを済ませます。


10:55頃 出発ゲート前に到着

出発の2時間前に、すでに搭乗を待つだけの状態に。時間を持て余しました。


12:55 搭乗・着席

使用機材の到着遅れとやらで搭乗開始が定刻より遅れたものの、出発予定時刻の12:55にはとりあえず着席し、離陸の時を待つ。行ってきます。


(日本時間)14時頃 機内食

EVAは台湾の航空会社で、料金はやや安いもののLCCではない。ということで、機内食が提供されました。2年前に利用したピーチアビエーションでは機内食が無かったので、てっきり無いものだと思い込んでいて、関空に着いたときに昼食用のパンをかじっていました。正直失敗したなぁと・・・。

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おいしかったけど、個人的にパンと米はどっちかだけで良い。


機内にて

LCCでは無いおかげか、座席の前に取り付けられた端末でエンターテイメントプログラムが楽しめたので、映画を観ていました。観ていたのはThe Martianという火星に取り残された宇宙飛行士が地球に生還するまでのストーリー。ただ、見始めたのが離陸してしばらくしてからだったこともあり、台湾到着までにスタッフロールまで観れなかった。辛うじて地球には生還したらしいところまで観たものの、映画を1本観るには関空から台湾は近すぎた。


(台湾時間)15時過ぎ 桃園国際空港に着陸

焦ってもどうせ荷物を受け取るところで長々と待つだけ、という過去のとある経験から、飛行機を降りてからトイレに立ち寄るなど余裕をかましていたら、目の前に現れたのは入国審査を待つ長蛇の列。思い出した、2年前もここは長蛇の列があった・・・。しかも、機内で入国カードをもらい損ねたので、入国審査の直前に書く。痛恨のタイムロス。入国審査を終えて荷物を受け取る場所に行ったら、すでに自分の荷物がベルトコンベアの上でまわってた。


16:15頃 SIM開通

到着口を出て、まずは中華電信の窓口へ。プリペイドSIMカードの発行を予約済みだったので、受け取りに行きました。順調に行くかと思いきや、窓口のおねーさんに電源が入ったスリープ状態のスマートフォンを渡してしまい、電源が入った状態でSIMカードスロットをオープンされてしまう。これが悪かったらしくSIMを挿入した直後にフリーズからの再起動を始めるスマホさん。痛恨のタイムロス。飛行機に乗ったときにちゃんと電源を切らずに飛行機モードにしただけで済ませた罰でしょうか・・・。設定自体は窓口のおねーさんがしてくれて、中国語のSMSが2通ほど届いてSIMの開通を確認。スマホの時計も自動的に現地時間になりました。

ちなみにSIMカードは(海外でよくある)サイズに合わせて切り取るタイプで、端末がmicro SIM用でもnano SIM用でもOK。ただ、SIMカードを切り取った残りのカード部分はもらえなかった。あと、一部の端末でSIMカードスロットを開くために必要なSIMピンも貰えたりはしない。私のスマホはDSDS対応(SIMが2枚刺さる)ので問題なかったけど、某氏が関空に帰国したときに元のSIMに差し直せなくて家に帰るまで通信できなかったらしい。


16:30頃 MRTで台北を目指す

空港の地下階にあるMRT機場線の駅へ。ここで、台北版のICOCAこと「悠遊卡」を購入しました。買い方がわからなかったので、券売機の近くにいたスタッフさんに「I want to buy a ヨウヨウカー.」とか何とか言ってみたら、スタッフさんが券売機を操作してくれました。で、言語選択の画面で「English?」と聞かれたので「Japanese Please!」したら、券売機だけじゃなくてスタッフさんも日本語になって、「ゴヒャク円デス」と言われる。突然日本語が通じるの、ああ台湾やなぁって感じです。ちなみに500円って言われたけど500ニュー台湾ドルなので、カード1枚発行するのに2000円弱と言ったところ。その内NT$400が最初からチャージされていて利用可能な金額でした。

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このカード、電車もバスも料金を気にせずに乗れるのでとっても便利でした。滞在中バスに一回乗りましたが、周りの人の真似をして乗り降りできました。現金払いだったら結構面倒くさいことになっていたかも。また、共同出展したニコニコ技術部の面々は当たり前の様に1人1枚持ってるので、もし買ってなかったら移動する時に置いていかれたことでしょう・・・。

MRTは地下鉄のイメージでしたが、各駅停車の普通電車と急行電車が存在します。最初に来た電車が各駅停車だったのに乗った直後に気づいて、即降りました。車両は空港路線だけあって荷物置場もあり、便利。MRTは地下鉄のイメージでしたが、高架を走っている時間が長く、景色も楽しめました。


17:10頃 台北駅に到着

MRT機場線の台北駅は、他の路線の台北駅からはやや西に離れた場所にあるのですが、改札を出て少し歩けば2年前に見たことがある景色にたどり着きました。


17:40頃 ホテルにチェックイン

何事もなく宿に到着して荷物を下ろす。そして一息ついてから、観光へ・・・。夕食がてら夜市を訪れるなどしました。

当日編につづく。

 

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妖しく光る夜の台北駅。この駅、すべての路線が地下を走っているので線路が見当たらず、知らなければ謎のでかい建物である。