最近はコツコツとあの楽器(ANO-39の方)の改修をしています。改修の目的は下記のとおり。
(1) 本体を作り直して強度面と見た目をより良くする
(2) 鍵盤をより弾きやすいものにする
(3) スピーカーからより大きい音が出せるようにする
基本的には、去年作ったあの楽器miniで試してうまくいった要素をあの楽器にフィードバックすることで改良を図ります。このうち、(1)はツイッターでもつぶやいていたとおり、強度的にはそこまで強固ではありませんが、ずいぶん良くなりました。(2)も順調に改良できそうです。
問題は(3)です。あの楽器miniと同じ構成で回路を作り直したのですが、電源を入れてみるといわゆるハムノイズが発生していて楽器としてありえない状態です。症状はこのページで紹介されているものとまったく同じで、おそらくグランドループが存在しているはずなのですが、どこにも明らかにループしている場所がないので困っています。
色々試してみた結果、アンプに別のところから音声信号を持ってくるとノイズが消える。eVY1モジュールから出ている音声信号を外部のスピーカーに接続するとノイズは発生しない。Arduinoのpinから直接アンプにつないでtone関数で音を鳴らすとハムノイズは発生しない。ので、eVY1モジュールを使わないという解決策が一番てっとりばやそうなのですが・・・
現状考えている解決案としては、
(I)徹底的に原因を究明して直す
(II)諦めて「PWMDAC_Synthライブラリ」でも使ってみる
PWMDAC_Synthライブラリというのは、@きよしさんが開発されている、Arduinoで矩形波を和音で鳴らすことができるライブラリで、電子楽器CAmiDionに採用されているものです。これを機に試してみるのもありかなと思い始めています。eVY1モジュール気に入っているんですけどね。歌うあの楽器と呼んでいたのに歌えなくなってしまうのも少し悲しかったりするのでもうちょっとの間原因究明に取り組むかも。
・・・つまり、この記事で何が言いたかったと言うと、「進捗ダメ」です。