しぐれめも

何か作る過程をメモとして残したり、あと雑記

MakerFaire台北2017出展レポート(当日編)

準備編出発編からの続きです。

いよいよMakerFaire初日。この日は、受付で出展証を受け取ったりする必要があるため、一緒に出展するNico-TECHのメンバーは9時に会場に集合する予定でした。

 

・・・予定でした?

 

我らが代表の高須氏は飛行機の予約を間違えてまだ到着せず、代わりに受付をすると言っていた長船氏(と同宿の人達)は9時にホテルを出発すると連絡してくる。会場に一番乗りして待ちぼうける尻P

何だかんだで9時までに無事受付を済ませた尻Pとひろこちゃんもかさんテクノコスプレ研究会の2人)とましぐれ(私)の4人は、出展証(と出展者向けTシャツ)をGetして会場入りしたのでした。

f:id:mashigure:20171219202456j:plainまだ来ていない人達の分の出展者証。例年より紐がしょぼい。

 

初日はメディアデー(?)

今年のMakerFaire台北は3日間の開催だったのですが、一般入場が2日目と3日目(土日)のみということが事前に分かっていたものの、初日(金曜・台湾は平日)がどうなるのか良く分かっていませんでした。事前の通知によると「僅開放媒體與專業人士入場 ( Only open media and professional admission)」とのことでしたが、この日の内に出展準備を終えていないブースも散見され、メディア関係が来ていたのかもよく分からず・・・。

結果的に、この日は時とともに人が集まり、午後には出展者(と思われる人達)の内覧会と言った感じで、たくさんの人がNico-TECHのブースにも来て賑わっていました。また、一般入場がまだなので混雑が無く、準備が終わっているブースを見て回るには良かったです。


Nico-TECH出展紹介

Nico-TECHのブースは、何と2ヶ所ありました。私たちNico-TECHが出展申し込みを終えた後に2チーム目が「Nico-TECH B」として申し込んだためですが、Nico-TECH同士ということで、自然と交流・協力関係にありました。

と、言うことでNico-TECH (A)のブースです。

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左の3Dプリンタ製鍵盤が私の出展作品です。3Dプリンタを活用した作例として、実際に音が出ることもあり、けっこう好評だったと思います。その右に、oaksさんの7セグLEDを使ったアクセサリ、kuwaさんの初音球機器人、ロケット小僧さんペットボトルロケットと並んでいます。(何度か並び替えをしたので、写真を撮ったタイミングによって配置が違ったりします。)机に乗っている「Nico-Tech」の看板は 本来は机の前に貼り付けるはずですが、みんなが持参したテーブルクロスで隠れてしまうこともあり、上に乗っけています。

 

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左にチラッと見えるのがkasさんのアクリル作品、写鏡の千本鳥居など。真ん中が一石アンプさんマイコンを組み込んだ自作電子ブロックやLEDパネル。

 

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Nico-TECHブースの一番人気は、テクノコスプレ研究会さんのサイネージ衣装。モデルはもかさん。中文版の説明資料を用意してきたけど、日本語の説明資料を前面に出した方が現地の人は「何だかすごそう」に感じる、と言うアドバイスをもらったらしく、日本語の資料を上にしたらしい。私も次回は日本語版資料を用意したいと思いました。

 

他にも何人か共同出展者いるけど、割愛。次はBチーム。

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Aチームだったはずが移籍したMintiaPのホモォや、カサネタリウムほりさんの自動お絵描きマシン『Polargraph』。その他割愛。

 

華山1914創意文化園區

会場は2年前と同じ「華山1914創意文化園區」という、台北のオシャレエリア。台北駅から東に2駅の市中心部にあり、電気街がすぐ近くにあるというのも好立地です。

展示場所は屋内だけでなく屋外にも広がっていました。屋内は企業(スポンサー)や販売を行うCommercial Maker(出展料が高い)に割り当てられており、一般の出展者や教育・学校関係のブースは屋外に配置されていました。Nico-TECHは「販売あり」として申し込んでいたため屋内のブースが割り当てられていましたが、Nico-TECH Bは屋外テントでした。

今回のFaireでは小雨がパラつく天候だったため、屋内で良かったという話をメンバーとしていました。なので、来年申し込むときもCommercial Makerになりそうです。屋外だと最終日以外も終わってから撤収しなければならないのが難点ですね。雨風の入らない屋内だと出しっぱなしで夜の観光に繰り出せます^^

f:id:mashigure:20171219210142j:plain屋外展示

 今回から入場料を取るようになったので、屋内に入るときに出展者証の確認などがありましたが、屋外展示は特に入場管理がされていなかったような気がします。まぁ、屋内もスタッフが居ない出入り口とか(少なくとも初日は)あった気がするので、わりとザルだった気もします。

 

イベントの雰囲気とか

以下、個人的に気になった展示や全体の印象などを写真で振り返ります。

 

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3Dプリンタ関連の展示はとても多かったです。カラフルな造形物や、3Dプリンタ本体の動作デモなど、多様でした。写真は一例として。

 

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屋外を中心に学校・教育関係の展示がたくさんありました。大学のブースや、小学校のブース(!?)もありました。イライラ棒って海外でもあるんですね。こういうブースは、見ていて中学・高校の文化祭を思い出す感じ。

 

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工作キット関連の出展も各所に。

 

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何となく気になった「進撃のAI Arduino」。LEDマトリクスとか乗ってて遊ぶには楽しそう。で、どのあたりがAI?作例を見た限りでは、簡単なゲームAIを実装していた感じでしょうか。

 

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ロボット競技をやっていた。競技系の規模は2年前よりも縮小しているように感じられ、ちょっと残念。

 

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個人的いちおしのhartさんの自動演奏装置(手動演奏もできる)。Nico-TECHブースのすぐ近くで千本桜(初音ミクの曲)などを演奏していました。3Dプリンタ製の鍵盤の上に木製のシートを張ってチープな感じを消し、筐体部分のできの良さもあって完成度が高い。そして製作者のおっちゃんが日本語ペラペラである。そのうちキット化して売るかもとのこと。

 

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ロケットをかぶった人と記念撮影するもかさん。


印象に残った展示はまだまだあるけど、当日編のレポートはこの辺で終わりにします。興味がある人は、MakerFaireで撮った写真をフォト蔵にアップロードしているのでそちらもご覧ください。

photozou.jp
番外編(?)につづくかも。