『揚げて炙ってわかるコンピュータのしくみ』を読み終わったので小学生並みの読書感想文です。
gihyo.jp・・・インパクトのあるタイトルですね。ICチップをいたぶりたい人のためのマニアックな本かな?誰が買うんやろこの本。とか思いつつ購入して読ませて頂きました。
この本の主題はどうやら「ブラックボックス化したコンピュータの中を覗く」事の様です。高度化したコンピュータは仕組みが分からないけど使えるものになった。でも、何かトラブルがあった時なんかには中身を知っている方が解決が近いよと。そして「中を覗く」ための手段の一つが「揚げて炙る」こと。ICチップをいたぶるのが目的ではなかったのです。
この本は、知識の隙間を埋めてくれる様な内容になっていました。2章ではソフトウェアから少しづつ中を開けるように掘り下げて、3章ではハードウェア(半導体)から少しずつ上位に向かって解説されています。半導体があって、トランジスタができて、組み合わせで論理回路ができて加算回路ができて・・・ 半導体、論理回路、CPUの仕組み、プログラミング、と言った各要素技術は知っているけど、その間のつながりはよく知らなかったりするのですが、この本を読むことで、ソフトウェアを記述しているプログラムの1行が最終的にトランジスタをON/OFFして電流が流れるまでの仕組みが頭の中で1本の線につながる。そんな感じです。そして4章で揚げて炙る。
という訳で、読んだ感想は『意外と真面目なコンピュータ解説本だったわ』です。一発ネタ的な書籍ではなかったのか・・・!