しぐれめも

何か作る過程をメモとして残したり、あと雑記

MF台北2025出展レポート

2025年11月29日(土)-11月30日(日)に台北市 瓶蓋工廠 台北製造所 で開催されたMaker Faire Taipei 2025に出展しました。例年通りニコニコ技術部(Nico-TECH)の共同出展ブースです。

☝入口看板

☝私の展示物は開発中の手持ち式電子楽器です。1か月前のNT名古屋から何も変わっていません...

☝来場者のみなさんに自由に遊んでもらうスタイルで展示しました。

#PicoPicoPad 1台壊れたのが今日のハイライト。必死のデバッグで原因箇所突き止めたもののハンダ付けできないから直せない😇

†ましぐれ† (@mashigure.bsky.social) 2025-11-29T10:01:23.037Z

bsky.appそしたら初日の終わり頃に1台壊れて一部のボタンが反応しなくなりました。原因は半田不良(?)で端子の接触が悪くなったようです。技術力の低さが露呈してお恥ずかしい話です。

それ以外にも、会場の雑踏に飲まれて音が聞こえにくかったりとか、色々と改善すべき点が見つかったので今後のバージョンアップで対応したいと思います。

ニコニコ技術部ブース

共同出展のみなさんの展示を紹介します。

☝GHz2000さんのねぎ振りサインボード。NTイベントでもおなじみ。

☝同じくGHz2000さんのLEDマトリクス。

来場者さん「どうやって半田付けしているんですか?」

GHz2000さん「手半田です(Hand soldering)」

といった会話をしているのを横で見ていましたが、なぜか理解してもらえていない風だった。こんな細かいの手で付けてると思わんよね。

☝PanariLabさんのボール紙で作った電波望遠鏡。こういった簡易的なアンテナでも宇宙からの電波を観測できるというのが売りらしい。

☝UIAPさんの自作マイコンボードとそれを用いたデモ。

www.uiap.jp

☝長船さんのKakipを用いたロボット。

www.kakip.ai

☝一石アンプさんのM5Stackを用いたFMラジオ受信機(奥)と電気鍋IoT(手前)

電気鍋のLED表示を読み取ってM5Stackで認識しているらしい。M5Stackをさらにネットワークにつなげると電気鍋を遠隔監視できるというネタだそうです。

☝一石アンプさんのツエーゲン金沢応援電飾的な

MakerFaire台北が開催されていた11月29日(土)、ツエーゲン金沢鹿児島ユナイテッドFCに勝利、一石アンプ氏の台北からの国境を越えた応援が届いたのかもしれない。知らんけど。

その他気になった展示

☝MF台北の常連でNTイベントでもおなじみのikkeiさんの展示。Dominoduinoはケースがついてガジェットとしての完成度が増していた。ikkeiさんのMF台北レポートへのリンクも貼っておきます:

jh3kxm.hatenablog.com

☝tokakenさんのドアノブをインターフェースにしたゲーム(左手前)と鍵を刺して回すことで遊ぶゲーム(右奥)。発想が面白い。なおこちらも出展者は日本の方だった模様。

☝個人的に最注目な梅諾実験室さんの展示。電子楽器の展示は勉強になります。自作されたのはMIDIインターフェースで、音自体はMIDIケーブルでつながったPCから出しています。右奥に見えているのはタッチセンサを使った鍵盤で、1オクターブで1枚の基板になっていて、つなぎ合わせて大きな鍵盤を実現しています。

☝持ち込んでいるスピーカーがでかいぜ。

☝今回一番アイディアが光っていたLEDチューブ(LEDテープを裏表に貼り合わせてチューブに入れているらしい)を用いたゲームです。全部違う種類のゲームで、操作するボタン類がゲームに合わせて作り分けられています。例えば、落ちて来る光と同じ色のボタンを押して、手前から同じ色の光を発射して消すゲームでは、次々に落ちて来る光をしっかり見て素早く正しいボタンを叩く。落ちて来る速度がどんどん速くなってハラハラドキドキ。等、1次元なのに面白い。よく考えられています。

☝バスケットボールのゴールが自動で動いて投げられたボールを受けに行く。上下左右+籠の角度の3軸。ゴールが拾いに来てくれるのに、投げるのが下手過ぎて入らない。運動音痴がバレます。

その他、私が撮影した写真は下記にアップロードしています。

f.hatena.ne.jp

順調に打ち上がっています

†ましぐれ† (@mashigure.bsky.social) 2025-11-30T11:46:43.992Z

bsky.app☝真の本番。飯を食べるついでに展示をしに来ている。

去年は2日目だけの展示でしたが、その際に「1日だけだと出展料が割安にならない」的な事を言われて(うろ覚え)あんまり1日展示は歓迎されないのかなと思って今年はちゃんと2日とも居ました。が、今回出展中に「やっぱり規模的に半日で周れてしまうので、来年のニコニコ技術共同出展は1日出展を奨励しても良いのでは」という話をしていたので、次回はもっと気軽に1日展示できる共同出展になるかもしれません。

それでは、次回は3月のNT京都2026でお会いしましょう。NT広島はさっき見たら知らない間に出展募集が始まっていてすでに枠が埋まっていた・・・。時期的にNT京都の準備に時間を使いたいので見送ります。ほななー('ω')ノ