しぐれめも

何か作る過程をメモとして残したり、あと雑記

Sängerin Hatsune Miku(歌手初音ミク)

 ドイツ語の勉強も兼ねて、Frankfurter Allgemeineの新聞記事を勝手に訳してみました。訳に誤りがあったら指摘してくれるとうれしいです。

 

www.faz.net

 

歌手初音ミク:彼女は存在するが、まったく存在しない

 

Die Sängerin Hatsune Miku existiert nur virtuell, doch das hindert sie nicht, auf Tournee zu gehen. Dahinter steckt eine geschickte Strategie: Die Fans schreiben die Lieder für den Star selbst.

03.01.2016, von Ana Maria Michel

 

 歌手初音ミクはヴァーチャルの世界にのみ存在する。しかし、彼女のライブツアーを妨げるものは無い。その影には、ファンが自らスター歌手のために曲を書くという巧みな戦略が存在する。

2016年1月3日 アナ・マリア・ミヒェル

 

Wenn Hatsune Miku auf der Bühne erscheint, verwandelt sich das Publikum in ein Meer aus grünen Leuchtstäbchen. In Japan ist die Sechzehnjährige schon seit Jahren ein Star, und auch im Westen wird sie immer bekannter. Hatsune Miku ist bei David Letterman und im Vorprogramm von Lady Gaga aufgetreten, Pharell Williams hat einen Remix aus einem ihrer Songs produziert. Nun hat Miku für 2016 ihre erste Tour in den Vereinigten Staaten angekündigt. Das dürfte interessant werden - denn um eine Sängerin aus Fleisch und Blut handelt es sich bei Hatsune Miku nicht.

 

 初音ミクがステージに立つとき、観客席は緑色に輝くサイリウムの海へと変貌する。その16歳は日本では既に長年にわたってスターであり、西側でも既に知られた存在である。初音ミクはデイヴィッド・レターマンやレディー・ガガの番組に登場し、またファレル・ウィリアムスは彼女の楽曲のリミックスをリリースしている。現在、ミクは2016年に初のアメリカツアーを予告している。初音ミクが実体を伴わない歌手であることから、これはとても興味深い事である。

 

Ihr Markenzeichen sind ihre beiden türkisfarbenen Zöpfe, die ihr fast bis zu den Knöcheln reichen, und eine Art zu knapp geratene Schuluniform. Sie ist sehr zierlich und hat die für Manga-Figuren typischen großen Augen. Hatsune Miku ist ein virtueller Popstar. Um vor ihren Fans singen und tanzen zu können, wird sie als dreidimensionales Hologramm auf die Bühne projiziert. Ihre Stimme kommt aus dem Computer, Hatsune Miku ist in erster Linie ein Vocaloid. Die Technik wurde von Yamaha entwickelt. Die Firma Crypton Future Media aus Sapporo hat Hatsune Miku geschaffen und verkauft die Software, die für ihren Gesang sorgt.

 

 彼女のシンポルは、くるぶしにまで達する青緑色のツインテールと、細身の学校制服のような衣装である。彼女はとてもかわいらしく、漫画の様に特徴的な大きな目をしている。初音ミクバーチャルアイドルである。ステージ上の3次元ホログラムによって、彼女はファンの前で歌い、踊ることができる。その声はコンピュータによって作られている。初音ミクは最初の系統にいるボーカロイドである。その技術はヤマハによって開発された。札幌の企業であるクリプトン フューチャーメディアは初音ミクを生み出し、その歌唱ソフトウェアを販売している。

 

Jeder, der die Vocaloid-Software besitzt, kann ein Teil von Hatsune Miku sein. Mehr als hunderttausend Lieder gibt es bereits. Die meisten davon haben Hatsune Mikus Fans komponiert. Sie geben ihren Liedtext und eine Melodie in das Computerprogramm ein, und heraus kommt ein von Hatsune Miku gesungenes Lied. Ihre Stimme orientiert sich an der in Japan beliebten Synchronsprecherin Fujita Saki. Auch auf Englisch kann man Miku singen lassen. Egal ob Rock oder Pop, Miku kann alles. Sie ist in der Lage, schneller und höher zu singen als ein Mensch. Ihre Stimme klingt leicht blechern, aber ihre Fans stört das nicht. Mehr als 2,5 Millionen hat sie auf Facebook.

 

 ボーカロイドソフトウェアを所有する誰もが初音ミクの一部なのかもしれない。10万を越える楽曲が存在し、その多くは初音ミクのファンによって作曲されたものである。彼らが歌詞とメロディーをソフトウェアに入力すると、初音ミクの歌が生成される。その声は日本で愛されている声優の藤田咲を元にしている。ミクは英語でも歌わせる事ができる。それがロックなのかポップなのかは問題にならない。ミクは全てを歌う事ができる。彼女は人よりもより速く、より高い声で歌う事ができる。彼女の声は少し金属的に聞こえるが、彼女のファンはそれを不快とは思わない。Facebook上には250万を越えるファンがいる。

 


World is mine - live HD - Hatsune Miku

 

Der Illustrator Kei hat das Erscheinungsbild von Hatsune Miku geschaffen. Seit 2012 stehen die Illustrationen unter einer Creative-Commons-Lizenz. Jeder darf sie frei verwenden, solange er das nicht für kommerzielle Zwecke tut. Mit Hilfe der Software „Miku Miku Dance“ kann man den virtuellen Popstar nach einer selbst geschaffenen Choreographie in Musikvideos tanzen lassen. Unzählige davon gibt es auf Youtube zu sehen.

 

 イラストレーターKeiは初音ミクのキャラクターデザインを作り上げた。2012年以来そのイラストはクリエイティブコモンズライセンスを採用しており、商業利用でなければ誰もがそれを自由に使用する事ができる。Miku Miku Danceというソフトウェアの助けを借りれば、仮想世界のアイドルを自らの手で振り付けしてミュージックビデオの中で踊らせる事もできる。そのことから、数えきれないほど多くの作品をYoutubeで見る事ができる。

 

Die besten Songs werden auf iTunes oder Amazon verkauft. Crypton hat zu diesem Zweck das Label Karent gegründet. Vordergründig will Crypton Kreativität fördern. Doch selbstverständlich geht es um das Geschäft mit der Vocaloid-Software und allem, was daraus entsteht. Unternehmen wie Google oder Toyota haben mit Hatsune Miku schon Werbung produziert. Seit 2009 steht sie auch als Hologramm auf der Bühne. Zwischen 33 und 150 Dollar zahlen ihre Fans auf der Tour in den Vereinigten Staaten, um einen Star zu sehen, den es eigentlich gar nicht gibt. Der größte Traum ihrer Fans ist es, einmal ein selbstkomponiertes Lied auf einem Konzert von Hatsune Miku zu hören. Man könnte Menschen kaum besser an einen Popstar binden.

 

 最も良い楽曲はiTunesAmazonで販売されている。クリプトンはその目的のため、Karentというレーベルを結成した。クリプトンはクリエイティブを促進したいという以上の意図をもたないが、それは当然ボーカロイドソフトウェアと関連商品を有するこの企業のためにもなる。グーグルやトヨタといった企業はすでに初音ミクを広告に使用している。2009年以来彼女はステージ上のホログラムにも立ち、彼女のファンはアメリカ合衆国でのツアーで実在しないアイドルを見るために33~150ドルを支払っている。彼女のファンたちの大きな夢は、自分が作曲した曲を初音ミクのコンサートで聴くことである。これほど上手く人々とアイドルを結びつけることはできないだろう。

 

Nicht nur Hatsune Miku erscheint als Hologramm auf der Bühne. 2014 sprach Julian Assange beim Nantucket-Festival in den Vereinigten Staaten als Hologramm live aus der ecuadorianischen Botschaft in London. Jimmy Kimmel moderierte Anfang November auf diese Weise eine Show gleichzeitig aus Hollywood und Nashville. Xavier Naidoo erschien bei der diesjährigen Bambi-Verleihung als Hologramm. Doch nicht nur lebendige Menschen werden per Hologramm auf die Bühne geholt. 2012 trat der 1996 verstorbene Rapper Tupac beim Coachella-Festival in Kalifornien als Hologramm auf. Michael Jackson feierte zwei Jahre später bei den Billboard Music Awards ein gespenstisches Comeback, und Whitney Houston soll 2016 als Hologramm auf Tour gehen. Unsterblich ist auch die nicht alternde Hatsune Miku. Ihr Name bedeutet „erster Klang aus der Zukunft“. An ihr ist im Unterschied zu anderen Hologrammen von Stars nicht einmal die Stimme „echt“. Das unterscheidet sie von der Band Gorillaz, deren Mitglieder zwar vier Comicfiguren sind, aber hinter der Blur-Sänger Damon Albarn steckt.

 

 ステージ上のホログラムに現れるのは初音ミクだけではない。2014年にアメリカのナンタケット フェスティバルでジュリアン・アサンジはロンドンのエクアドル大使館からスピーチを行い、ジミー・キンメルは11月の初めにこの手法を用いてハリウッドとナッシュビルで同時に司会を行っている。クサヴィア・ナイドーは2015年のバンビ賞にホログラムで登場した。ホログラムとして招かれるのは生きている人だけではない。2012年には1996年に死亡したラッパーのトゥパックがカリフォルニアコーチェラ・フェスティバルに登場し、その2年後にマイケル・ジャクソンビルボードミュージック・アワードで幽霊のようにカムバックした。そして2016年にホイットニー・ヒューストンのホログラムとしてのツアーが予定されている。死ぬことも、年をとることもない初音ミク。その名前は「未来から初めての音がやって来る」ということを意味している。他のホログラムとの違いは、「本物の声」が存在したことが一度もないということである。この点でカートゥーン・バンド「ゴリラズGorillaz)」と彼女は異なっている。そのバンドは確かに4人のアニメキャラクターで構成さてはいるが、背後にロックバンド・ブラーの歌手デーモン・アルバーンが存在している。

 

Auf der Bühne tritt Hatsune Miku mit einer echten Band auf. Begleitet wird sie von vier weiteren Vocaloid-Versionen, die Crypton geschaffen hat und die ebenfalls mit Avataren verknüpft sind. So beliebt wie Miku ist allerdings keiner von ihnen. Hatsune Miku, das kann jeder sein. Private Hintergründe hat man der künstlichen Sängerin nicht angedichtet, keine Beziehungen, keine Skandale. Man weiß nur, dass sie 1,58 Meter groß und 42 Kilogramm leicht ist. Hatsune Miku ist die perfekte Projektionsfläche, sie ist die Kreation ihrer Fans, die sich mit ihr feiern.

 

 ステージの上に、初音ミクは本物のバンドと共に登場する。クリプトンが生み出し、同じように個性付けされた他の4種のボーカロイド達も彼女と共にある。しかし、初音ミクほど愛されているものは他にいない。誰もが初音ミクであり得る。誰かが彼女のプライベートを言いふらすことはない。人間関係も、スキャンダルも存在しない。身長158cm、体重42kgと言うことだけが知られている。初音ミクは、喜びを共にするファン達の創造を投影する完璧なスクリーンなのである。

ベルリンのMaker Faireに参加しました

 2015年10月3日(土),4日(日)にドイツ連邦共和国の首都・ベルリンで開催されたMaker Faire BerlinにNico-TECH名義で出展しました。私の出展についてはこちらにも書いた通りなのですが、ここではイベント全体について感想を書きたいと思います。

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ベルリン

 言わずと知れたドイツ連邦共和国の首都にしてドイツ最大の都市(ロンドンに次ぐ欧州第二の都市)。かつて壁で分断されていた歴史を持ち、現在は旧西側と旧東側が融合し、近現代の歴史を肌に感じることができる世界に2つと無い独特の魅力を持つ街です。ただし、旧東ドイツの中心部に位置し、旧西ドイツの主要都市からやや離れた場所にあるというのも事実なので、他の都市からの来場者はあまり見込めないのではないかという気がします。

 

ドイツとMake

 Faireの運営はMaker Media GmbHGmbH=有限会社)で、ドイツ版のMake:誌を発行しています。Maker Faire Hannover(ドイツ・ニーダーザクセン州都)で過去3回の開催実績がありますが、ベルリンでの開催はこれが始めてでした。

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 よく知らないのですが、ドイツでMake:誌が発行され始めたのは割と最近のようです。また、Make:誌はMaker Media が編集し、Heise(ハイゼ)社が出版しているようです。オライリーではないんですね。

 

Maker Faire ベルリン

 会場は駅を出てすぐの好立地で、展示場所は屋内(地上階・1階)と屋外のテントおよび屋外でした。出展数が100を越える大規模Faireと公式は言っていますが、おそらくスポンサーブースを含めれば100を越えると言った規模で、Maker Faire台北などに比べると規模は小さいです。とは言え、このメインの建物には今回立入禁止(未使用)だった2階部分があるので、今後さらに大規模化する余地はありそうです。

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ArduinoとRasberry Pi

 Maker Faireではとてもメジャーな両者。展示の前面に出ているとは限りませんが、いろいろなところで使われていました。私の出展でも、技術的な質問をしてくる人には必ずArduinoというワードが通じました。

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 こちらはArduinoのシールドやRaspberry Piのハットの出展です。

 

3Dプリンタ

 3Dプリンタは会場内のいたるところにありました。もはやこの手のイベントでは珍しいものではありません。

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 同じオブジェをいっぱい印刷していたようだ。

 

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 こちらの3Dプリンタはかなりスタイリッシュです。

 

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 大型の3Dプリンタもありました。

 

バーチャルリアリティ

 VRも今が旬の技術で、複数箇所で出展されていました。「この技術を使って何をするか」という観点でまだまだこれから発展していくジャンルだと思います。

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その他

 フォーミュラカーがあったり

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 光る足場でクライミングできたり

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  屋外では火を吹く展示があったり、割とフリーダムでした。

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 こちらは放電して蛍光灯が光るデモです。NT京都等で大型のテスラコイルを見慣れているので、この程度の大きさではフーンっていう感じですね。

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 その他に、ステージでは光る衣装やアクセサリを身につけたファッションショーが催されていました。1日3回のステージのほか、懇親会では会場を暗くして出展者に対して行われました。

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 このFaireには持ち運び展示の区分があり、光る衣装の方々の一部はブース無しでの出展のようでした。

  また、私は言葉の壁もあって全部スルーしましたが、複数箇所のプレゼンブースで様々な発表がされていた他、ワークショップも行われていました。

 

飲食

 屋内と屋外テント内にバーやケーキを売るお店があって、飲食スペースが確保されていたり

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 屋外にソーセージやクレープ等の屋台があったり

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 他にも、会場奥のテラス部分に出展者向けの休憩スペースがあって、ハンバーガーを売っていたりと、飲食にまったく困らないお祭りでした。会場内も割と飲食自由らしく、ジュースを飲みながら会場内を散策している来場者さんもいました。出展側としては、展示物にこぼされないか少し心配でもありました。

 

来場者・出展者

 Maker Faire ベルリンは家族のフェスティバルと銘打って開催されているだけあって、たくさんの家族連れで賑わっていました。英語で話しかけてくる方も多かったです。私が明らかに外国人だからというのもあると思いますが、隣のブースでも英語で質問されているところを何度も見ているので、お客さんもそこそこ国際的なのでしょうか。イタリア語らしき言語で会話する親子や、韓国語を話す女性グループも見かけました。残念ながら(?)出展していて日本人らしき人を見かけることはありませんでしたが、日本語を勉強したことがあるとかで、簡単な日本語で話しかけてくれた現地の方が二人くらいいました。

 出展者はベルリンを中心にドイツのいろいろな場所から来ているようでした。また、少数ながら国外からの出展者さんもいました。ドイツ語で話しかけたらドイツ語わからないんですよって英語で返って来た方もいました。私は英語もドイツ語もわからないんで大丈夫です(大丈夫じゃない)。他にも、Makeのスタッフの方が米国から来ていたり、seeedのスタッフは中国・深センから来ていました。

 

Nico-TECH:ブースについて

  今回はNico-TECH名義で出展しました。元々私が出展したかったから出展したのですが、出展者名をどうするか悩んだことや、1人で机1つは広すぎるのでニコニコ技術部のPRでもしてみようかと思ったことからNico-TECH名義での出展となりました。あわよくば共同出展者みつからないかなと思ってニコ技Wikiで募集もしましたが、場所が日本から遠すぎることもあり、当初の予想通り1人出展となりました。

 

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  私の主な展示物はあの楽器miniでした。あの楽器miniは、MakerFaire台北に行くと言ったものの、それまでのイベントで展示していたあの楽器は大きくて持っていけないので「飛行機で持っていけるあの楽器」というコンセプトで開発したもので、台北、ベルリンとその役割を果たしてくれています。

 

【頂いた質問・コメント等】

 展示していて頂いた代表的な質問です。

 

・これ何? 触っていい?

⇒演奏して見せれば楽器であることがかわかるので楽でしたが、触っていいことがわかるように表示があれば良かったですね。

 

・モノフォニックですか?ポリフォニックですか?

⇒演奏して見せればポリフォニックである(和音が出せる)ことは示せる。ただ、eVocaloidはモノフォニック

 

・最大同時発音数(和音数)は?

⇒eVY1モジュールの仕様上同時に64音出せる。

 

・歌声はサンプリング(自分で録音等)しているんですか?

⇒「ヤマハのICが生成してくれるので、私はそれを使っているだけ。」と回答。eVY1モジュールについて気になる人は少なからずいて、横に置いていた(別の作品に使っていた)eVY1シールドの写真を撮っていく人も複数人いました。

 

・(説明資料を見て)ハツネミクって誰ですか?

⇒「日本で有名なバーチャルアイドルです。」と回答。そういえばドイツ語版のボーカロイドって聞いたことがないので、知名度低そうですね。(調べたらゆかりさんがドイツ進出していた)

 

・(あの楽器のeVocaloidの歌声を聴いて)この声は初音ミクですか?

⇒「違います。eVY1という別のVocaloidです。」と回答。ミクを知っている方もいるんですね。この質問をされた方は英語で話しかけてくれた方だったので、ドイツ国外から来た方かもしれません。

 

・カード(配布物)は無いの?

⇒用意できませんでした・・・。家に帰ってから調べられるように、カード(名刺みたいな)が欲しいというご意見は複数の方から頂きました。

 

・Web siteはないの?

⇒「日本語版しかありません。」と回答していました。だれか英語版ニコニコ技術部紹介サイトを作ってください・・・。(他力本願)

 

・その他展示物に対する使い方や技術的な質問

 

 自分の意見をはっきり述べるお国柄もあり、自分はこれが好きだ!って絶賛してくれる方も複数いてとても嬉しかったです。小学生くらいの子供でも、「小さくて鍵盤数が足りない」とか「LEDがきれいで良い」とかはっきり感想を言ってくれるあたりがさすがドイツの方々と言ったところです。「これイイネ」ってウィンクしてくれたお兄さんカッコ良すぎです。また、WowとかOh my Godと言った欧米的な反応を見せてくれた方もいました。

 

 他に失敗談として、当日の諸注意についてのメールが1週間ほど前に送信されていたのですが、なぜか迷惑メールフォルダに入っていて気づかずに会場入りしました。結果、出展者向けに配られていたチラシとかを貰い損ねていたようです。

 

余談:ドイツ(語圏)でのMakerFaire

  来年3月にはドルトムントMaker Faire ルールが初開催、来年4月にはオーストリアの首都ウィーンでも初開催とのことです。去年までハノーファーしかなかったドイツ語圏のMaker Faireが来年には4会場になるという急拡大ぶりです。

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 また、会場内で配布されていた冊子に寄稿しているこの人、連邦内閣の経済・エネルギー担当大臣ガブリエル氏です。

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  ここでは経済・エネルギー担当大臣としての寄稿ですが、連立内閣の第二党・ドイツ社会民主党の党首で、連邦副首相兼経済・エネルギー担当大臣という、ドイツ政府でメルケル首相に次ぐポジションの人物でもあります。国としてもMakerムーブメント等を後押ししていたりするのでしょうか?

世界に誇る金沢駅

 シュトゥットガルトを訪れました。シュトゥットガルトはドイツでフランクフルトに次ぐ人口を誇る大都市であり、ダイムラー(ベンツ)やポルシェが本社を置いていることでも有名ですね。

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 そのシュトゥットガルト駅構内の通路にて、世界の駅を紹介するパネル展示がありました。通りがかりに眺めただけなので、展示の趣旨がよくわかっていないのですが、美しい駅とか、特徴的な駅とかだと思います。

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 そして私の目に飛び込んできたのが、金沢駅の写真でした。

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 ドイツ語で金沢駅金沢市についての説明が記載されていますね。まだ比較的新しい駅舎ですが、すでに日本を代表する美しい駅として世界に知られているようです。最近金沢に行ったばかりだったのでちょっとびっくりでした。

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 7月に私が撮影した金沢駅の鼓門です。やはり海外の人にうけるのは、近代的なビルや洋風の建物ではなく、こういった和風の趣がある建築物なのでしょうね。

旅先のストリートミュージシャンにヒントを貰った気がする話

 通りの片隅で演奏するストリートミュージシャンに遭遇しました。

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  このおっちゃん、演奏もうまかったんですが、個人的に注目したのが後ろのスピーカーです。

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  キャリーになっていて演奏場所を選ばす、ちょっと準備するだけで演奏を開始できる持ち運び式スピーカーセットです。実際にいい音が鳴っていて、上にのっているミキサー類でいい感じにディレイ等もかけられていて、しかも無線のマイクで楽器の音を拾っているようでした。

  私も自作の電子楽器を展示会(NT京都とか)で展示したり、演奏してみたりしているので、こういったすぐにセットアップできる移動式のスピーカーセットみたいなのを作りたいなーと考えているのです。いつもイベント会場でケーブルあれこれつないで、コンセントつないでーとかやっているので、そういう手間をできるだけ減らしたいので、うまいことまねできないかなと脳内で構想してみたり。

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  (写真の写りは悪いですが)後ろから見るに、下にでかいバッテリーがあるのかな?で、使っているケーブルが家庭用コンセントのプラグに見えるのですが、もしかして交流電源を作っている・・・?うーむ。興味深いです。

 しばらくジロジロ見てて演奏も聞かせてもらったので、小銭をお布施して立ち去りました。

そうだ、MakerFaire台北、行った。反省会編

 台湾から帰っていました。ただいま。

 

 前回、台湾へ行く準備についての記事を書きましたが、忘れないうちに反省会を。

 

 

【持っていった方がよかったもの】

・観光ガイド本・・・準備するって書いておいたのに買わなかった(・ω・;)

・タオル・・・5月末の台湾は湿度が高くて汗がシュビドゥバ。

・デジカメの充電器・・・忘れた。そしてMakerFaire初日のうちに電池切れ

・歯ブラシ・・・安宿には置いてなかった。コンビニで買えるのでそれでも良いけど、家に歯ブラシが増える。。。アメニティはちゃんと調べるべきでした。

・マーカー的なペン・・・MakerFaireの名札に名前を書く為に。ちなみに、持っていったボールペンは飛行機の機内で入国カードを書くときに大活躍でした。

 

【持って行かない方がよかったもの】

Nintendo 3DS・・・日本人数人とすれ違っただけ。台湾ではそもそも売ってないのかも

・暇つぶしの本・・・結局読まなかった。なぜ飛行機で手元に置く方のカバンに入れてなかったのか

・電子辞書・・・まったく使わず

 

【ちょっと微妙だった】

・レンタルwifiルータ・・・入国後、電源入れたら最初から電池切れかけ。あと、関空の窓口が第一ターミナルで、Peachが第二ターミナルなので遠かった。次回があるなら現地でsimを調達してスマホをつなぐことに挑戦したいです。

 

 そして、本当に大切なのは余裕を持って空港に行くことでした。(何があったのかはこの記事では省略しますが...)

そうだ、MakerFaire台北、行こう。

 5月30日、31日のMakerFaireTaipeiに出展します!ニコニコ技術部ブースにいるので来てね☆

 

と、言うわけで。台湾に行くための備忘録です。異国の地のイベントに行くというのは、家を出て交通費数百円のNT京都に参加するのとはわけが違うのです。

 

【主な事前準備】

航空券・・・ピーチアビエーションを予約。関空⇔台湾桃園が往復3万円以下!

宿・・・会場もよりから2駅離れた、台北駅ちかくの宿を予約

査証(VISA)・・・(就労しない)短期滞在なので、事前申請不要の観光ビザでOK

海外旅行保険・・・前にもりようした損保ジャパン。なんか合併で社名変わってた。。

パスポート・・・もう持ってる。有効期限もOK

お金・・・ニュー台湾ドルを事前に替えて持っていく

関空までの行き方・・・というか家を出る時間の調査。うちから関空は結構遠い。

通信関係・・・simフリーのケータイを用意して現地でsimを買うか、海外Wifiルータレンタルを利用するか。今回は後者で予約済み。

 

【その他持ち物・機内持ち込み】

財布(クレジットカードを忘れない。現金より為替が有利なので積極的に使う。)

耳栓(飛行機で耳が痛くなるので)

デジカメ

パソコン(今回はタブレット

いつものケータイ

筆記用具

電子辞書

ゲーム機(すれ違い通信できるかな?)

雨具

観光ガイド本(あれば良い。まだ用意していない・・・。)

暇つぶしの本や音楽プレイヤー

MakerFaireでの展示作品(あの楽器mini)

↑を入れるカバン(ふつうのカバン)

 

【その他持ち物・預け入れ荷物】

滞在日数分の衣類

化粧品・日焼け止め

充電器・USBケーブル類

最低限の工具

常備薬(得にないけど、余裕があれば最低限の薬いるかな?)

MakerFaire展示用のACアダプタ+乾電池+スピーカー+予備部品

(電源タップ要るかな?)

↑を入れるカバン(キャリーバッグ)

 

・・・何か忘れてるものがあればご指摘頂ければ幸です。

 

8pinoを使う

8pinoでいろいろ試したので、おぼえがき。

 

■電源

 8pinoを自作回路に組み込むなら、電池駆動させるわけですが、8pinoにはぱっと見てVin的な端子はないわけです。でも裏を見てみると

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「VCC」「GND」「VUSB」の3つの電源端子が出ています。ここで、USBの5VにつながっているVUSBに定格の電源をつなぐと動きます(5Vをここに印加して動作確認済み)。電池とUSBを両方つないではいけないので気をつけましょう。

 

と、いうわけで、

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これをこうして

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こうじゃ!

 

 電源端子を9番目のpinとして外に出すとつかいやすい気がするのです。8pin+1で8pino+とでも呼んでみる?

 

■シリアル通信とか

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 8pinoはUSBでつないでもシリアル通信できないのですが、ソフトウェアシリアルは普通に使えるので、USBシリアル変換モジュールを用意すればデバッグに使えます。AD変換したセンサ値を知りたいときに便利。

 

 AD変換といえば、8pinoのGPIOのピン番号は違うっていうのにさっきハマりました。#2のポートだからanalogRead(2);ってすると間違い。#2はA1なのでanalogRead(1); Arduino Unoとかだと、そもそもIOピンとADCのピンが区別されているので間違えないのですが、ついうっかりしていました。