2019年10月26日(土)~27日(日)に台北市 華山1914創意文化園區にて開催されたMakerFaire台北2019に、Nico-Techのメンバーとして出展しました。
☝会場図、「AとB一緒やん」と突っ込まずにはいられない感じですが・・・。今年のMFTは「主題 AI Maker」を打ち出し、展示区域が「Little Play Maker」「AI Village」「AI Robot」「AI科技未来館」などに分類されていて、人工知能を前面に押し出しています。申込の際に、AIとかやってないし自分はお呼びではないのではないか、今年は出展を見送るかとも思ったのですが、出展を検討していた6月末に「M5StickV」というAIが得意なモジュールが出るという話が聞こえてきたので、それを使ってAIぽい事して展示するかと思い、今年も出展するに至りました。
で、ふたを開けてみたら「出展者そんなにAIしてなかった」という事実をお伝えします。
会場の色々な展示紹介
MOMAKER STUDIOさんの巨大マーブルマシン(ピタゴラ装置みたいなの)。
ピサの斜塔や台北101のミニチュアの中をボールが転がっていきます。大きい上に完成度も高いので圧巻。ずっと見ていられます。ただ、転がっているボールが3つ程しかなく、もっといっぱい転がせば良いのにと思ってしまった。
パンをモチーフにした手芸作品。近くで見るまで「なんであそこにメロンパンあるんやろ?」と思うほどにリアル。
康橋國際學校さんの作品。カッコイイ。
3Dプリンタ作品は今年も色々。
AI活用作品も色々見かけた。これ☝は、矢印カードをAI視覚で認識して、ロボットを操作するもの。
AI Car Racingのブース。MicrosoftやASUSのスポンサーブース周りはAIを全面的に出してきている感じがあった。
Nico-TECHの展示紹介
☟思い出したようにNico-TECHブースの紹介。
台湾人ニコニコ技術部員、sai_Wuさんの展示「デュアルディスク作ってみた」。
デュアルディスク上にカードを置くと、キャラクターが立体映像で映し出される。ニコニコ技術部らしい展示だと思います。
ならなびさんの展示色々☝☟
来場者さんに「これつけてみてよ」って言ってサイボーググラスを手渡したり、負けず嫌いな扇風機を手渡して体験してもらったり、来場者さんを楽しませる展示の仕方をしていてすごいなと思いました。体験できる展示は良いですね。
Ghz2000さんのネギ振りサインボードなど。Ghz2000さんは2日目のみの出展でしたが、そういう柔軟な出展ができるのも共同出展ならではの利点ですね。
ゆな でぃじっくさんの手作りニキシー管。ニキシー管を自作したというだけでもすごいけど、5Vの電源供給だけで光らせられるなどの扱いやすくする工夫もされている。
長船PのSPIDER-ROBOT 'HELIODOR'。基板を機構部品として利用しているのが特徴。
ミクミンPによるBrownieのデモ。M5StickVを応用し、登録したものがカメラで認識されたことをトリガにして色々な動作を行わせることができる。認識対象の登録がQRコードを使って簡単にできるのもポイント。ちなみにソースコードが公開されています。
☝消しゴムが認識されている様子
最後にやっと自分の展示☟
M5StickVを利用したネギ振りとmicro:bitを用いた光るJack-o'-Lanternです。人の顔を認識したときにネギを振ったり、とりあえず光ったりしているだけです。基本買ってきた物を組み合わせて何か作ってみただけ。顔認識はM5StickVのサンプルをそのまま使っているだけの手抜きです。
カメラの画角がやや狭いため、背の低い子供や長身の方の顔が眼中に入らず認識されなかったりしましたが、会場がやや薄暗いこともあって照明環境は悪くなく*1、時折現れるマスクの人や帽子&眼鏡で認識されにくい人になやまされつつも、来場者さんのウケは良かったように感じています。
精鋭ぞろいのNico-TECHで最もレベルが低いですが、こんな私でもNico-TECHのメンバーとして出展できるよ!ということで、来年以降も続くであろうニコニコ技術部MF台北共同出展のメンバーに君もなろう!と、宣伝して出展報告を終えたいと思います。募集についてはニコ技Wikiを見てね。
*1:やや上向きに設置するため、カメラの向いた先に強い照明があるとうまくいかなくなるのを心配していた