しぐれめも

何か作る過程をメモとして残したり、あと雑記

micro:bitでネギ振るで

英国発の教育向けマイコンボード『micro:bit』を使ってはちゅねみくにネギを振ってもらいました。

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何でネギ振ってるの?と言う方もいるかもしれませんが、ニコニコ技術部の定番工作ネタにしてニコ技発祥の工作です。みんなもネギを振りましょう。

dic.nicovideo.jp

Maker Faire等のイベント時に「Nico:TECH」とか「ニコニコ技術部」の名義で出展することがあるので『看板代わりにネギ振りを設置しよう』と思って最初に開発したのが昨年のMaker Faire Kyoto2019NT京都2019*1でした。今作は改良版です。以前は電池駆動だったのですが、電源がUSB供給になったのでコンセントから無尽蔵に電力を供給することでイベントの最初から最後までネギを振り続けることができます。止まるんじゃねぇぞ...

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☝自撮り棒(セルフィースティック)に取り付けられるようにしました。採用したエレコムの自撮り棒はカメラと同じネジ穴があるので三脚に取り付けできます。これにより安定感のある設置と2mを超える高度なネギ振りを可能にしました。

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裏側

☟作り方

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どこからともなく用意したはちゅねみくのネギ振りイラストを印刷して切り出し、同様に切り出した100均のポリプロピレンボードに張り付けます。

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☝どこの誤家庭にもある3Dプリンターで良い感じの部品を作ります。

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☝組み立てます。

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☝電子制御関連を取り付けて配線します。そして自撮り棒に挟んで固定。

今作では定番の格安RCサーボモータ『SG90』を『micro:bit』と『yin:bit』を用いて制御しています。yin:bitの出力端子部分はサーボモータと配線の並びが違っているので良きに計らいます。yin:bitは本来電飾モジュールですが、3.3V駆動のmicro:bitで5V制御のモジュールを制御することができるので、サーボモータの制御に使えます。モジュール開発者の方も認めている使い方です👍

github.comちなみに、今回採用したyin:bitは開発者の五味さんから直輸入(!)した最新バージョン(v1.2)です*2。ネジ穴が追加されています。一般販売はまだなので期待してお待ちください*3

 

で、色々ごにょごにょして完成です☟

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micro:bitにはPythonでコードを書いて書き込みます。

from microbit import *
pin0.set_analog_period(20)
while True:
    pin0.write_analog(64)
    sleep(1000)
    pin0.write_analog(104)
    sleep(1000)

コードはこんな感じ☝定数は現物合わせで調整しました (・ω<)

 いかがでしたか?簡単でしょう?という訳で、次のイベント[いつ?]で展示しますのでよろしくお願いします。

*1:記憶違い。お詫びして訂正いたします。(2020/05/03)

*2:五味さんありがとう

*3:ネジ穴が無いバージョンはswitch science他で販売中です(ステマ風)